民主党 吉田泉
まずは、与党である福島5区の民主党は原発企業出身者が立候補している。民主党は、支持団体である連合、特に電力総連と電力会社を通して、政治家との癒着がはっきりとしている。福島5区から民主党で立候補する、 吉田泉氏は民主党現職議員である。
吉田氏は、IHI(石川島播磨重工業)の出身だ。
IHIと言えば、東芝の原子力発電事業の根幹を担う企業である。詳細は、リンク先をご参照。そういった点では、民主党政権の東日本大震災対応を、原発立地地域の有権者がどのように見ているのかが、分かるであろう。
自民党 坂本剛二
続いて、自民党である。福島5区の自民党候補者は息子である市議会議議員が飲酒運転で逮捕歴がある事がすでに報道されている。前回、小選挙区で落選しており、比例代表で復活当選したが現職を押しのけて公認。地元ではしこりがのこっている様子がすでに報道されている。
候補者の坂本剛二氏であるが、通商産業政務次官、経済産業副大臣に過去、就任しており、自民党の原発推進政策の一翼を担っていたと言える。そのため、有権者が原発に対してどういった思いを抱いているのか注目であろう。
維新の会 宇佐美 登
さて、維新は松下政経塾出身者を擁立したようだ。この候補者は、元々民主党の東京都で当選しており、紆余曲折を経て、福島5区で立候補するようだ。親戚が福島に所縁があるようだが、本人の出身校を見ていると、特段、所縁はなさそうだ。松下政経塾についても、パナソニック倒産の可能性が噂されたり、民主党政権の混迷により、その神通力はなさそうだ。
日本未来の党 松本喜一
福島5区未来は、震災後に復興に尽力し、脱原発を掲げる、松本喜一氏を擁立している。福島5区の候補者を見てみると、民主党、自民党、維新の会ともに、原発と密接に関わった政治家や、既存の国会議員の延長線上の候補者のように思える。
さて、当ブログで、福島5区の候補者についての記事をまとめた。福島5区は、原発事故の影響で、東日本大震災の被害が最も大きかった地区であるように思う。その有権者がどういった候補を選択するのか注目したい。HomeAny source
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