(1)朝鮮総連本部の競売と最福寺の落札失敗
朝鮮総連本部は、整理回収機構が不良債権回収のために競売を行っていますが、最福寺が落札に失敗して5億円の保証金を失いました。最福寺は、朝鮮総連本部の競売落札について、融資交渉を妨害した圧力があると発表していますが、上場企業であるゼネコンが融資を実行する約束を本当にしたのかあやしいと感じる方が多いのではないでしょうか。
銀行は、最福寺が朝鮮総連本部を買収するための融資を検討するとしても、銀行融資の格付け 不良債権と倒産を考えると、役員決済が必要と思われる融資金額であり、簡単に融資できないでしょうね。
(2)ペーパー会社設立で入札参加を検討
朝鮮総連本部、移転候補地と競売で不良債権回収について、2013年5月11日の産経新聞が、本部ビル再入札へ 総連、どう動く 関係者が競売参加か 文京区へ移転も有力であることを報じています。最福寺の池口恵観法主は入札について総連側からの依頼や接触を否定しているものの、総連側は第三者による落札を阻止しようと、傘下の商工会幹部に入札を要請。実体のないペーパー会社を設立し競売に参加する案を検討していたことが公安筋の調べですでに判明している。朝鮮総連は、ペーパー会社設立で競売落札を行い、所有権の移転と賃貸契約を締結することで、入居を続けることを検討していたようですね。北朝鮮の最高指導部は、朝鮮総連本部を残すことを朝鮮総連幹部に命令していますので、あらゆる手段を検討していることが分かります。
(3)朝鮮総連本部の場所とマンションになる可能性
本部ビルはJR飯田橋、市ケ谷駅の間で靖国神社に近い好立地。マンション需要などが見込めるため、デベロッパーなど第三者の手に渡れば、立ち退きを要請される可能性が高い。朝鮮総連本部は東京都千代田区富士見2-14-15の学校や病院などに囲まれている住みやすい立地に加えて、駅から近いため、不動産会社がマンション開発を行いやすそうですね。
近隣に大学などの系列学校がありますので、学校の規模拡大や施設を建設するなど、利用余地が大きいことが分かります。武富士 倒産と過払い金訴訟が発生していますが、朝鮮総連本部の事例だけでなく、不良債権はあらゆる角度で回収の極大化をはかっていることが分かります。武富士の場合、創業家がグレーゾーン金利で多額の資産を保有しており、集団訴訟の対象となっていますね。
(4)朝鮮総連本部の移転先候補地は、朝鮮出版会館
立ち退きを迫られた際の移転先として公安関係者が有力視するのが、東京都文京区白山にある地上13階地下1階建てビル「朝鮮出版会館」だ。同ビルは有限会社「朝鮮出版会館管理会」が平成13年から所有。朝鮮総連本部の移転先候補地は朝鮮出版会館ですが、東京都文京区白山4-33-14に朝鮮出版会館ビルがありますので、この場所のようですね。
- 朝鮮総連本部の場所
- 朝鮮総連本部 東京都千代田区富士見2-14-15
- 朝鮮総連本部の移転先候補地の場所 東京都文京区白山4-33-14
(5)朝鮮総連本部の競売と移転先
総連は都内に二十数カ所の拠点を所有するが、「同ビル以外はいずれも一軒家や小さなビル。中央本部の約100人の職員を収容できないとみられる」というのが有力視の理由だ。朝鮮総連本部は、競売が行われていますので移転先を探す必要がありますが、朝鮮出版会館以外は困難なようですね。朝鮮総連本部は、朝銀信用組合の不良債権回収のために競売が行われていますが、移転先候補地に移転するのか注目ですね。
朝鮮総連本部ビル再入札時期と倒産を見ると、最福寺が競売に失敗したので再入札が行われますが、2013年10月に想定しているようですね。朝鮮総連本部の競売に成功すれば、多額の税金回収に成功しますが、移転場所がどこに変わるのかで周辺の地価などが大きく変わるのか注目ですね。
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