Monday, February 25, 2013

がれき利権お金儲けの仕組み 処理費用416倍に

がれき利権について、ご存知の方もいると思いますが、広域瓦礫処理による、お金儲けがすごいことを簡単に見たいと思います。がれき利権によるお金の儲け方を見ると、税金の有効活用を望む方が増えそうですね。


(1)がれきの広域処理と利権

がれきの広域処理と利権について考える上で、瓦礫の処理価格を見ると参考になると思います。がれきの広域処理は、ゼネコン、運送会社、大手産廃企業の利権になっていることが指摘されています。

がれき利権によるお金儲けがすごいことを、がれき1トンあたり処理費用について見てみましょう。

(2)がれきの処理費用、大槌町が9万7000円で高すぎる


がれきの処理費用は、その土地の被害状況によって当然、金額は変わると思います。がれきの処理費用を見たときに、その処理費用の価格があまりにも高い場合、利権化していると言われても仕方がないですね。

(3)がれき利権 大槌町は東松島市の10倍の処理費用


大槌町と東松島市のがれき処理費用を比較すると、10倍以上の金額差がある事が分かります。民主党政権の下で、がれき処理が利権化していることが分かる数字ではないでしょうか。

がれき利権と言われても仕方のないような数字が並んでいますが、がれき処理に関わる費用がさらに膨れ上がっている自治体があるので紹介したいと思います。

(4)がれき受け入れで、ごみ処理施設建築費の補助金

がれきの広域処理により、被災地以外でがれき処理を行っていることをご存知の方も多いと思います。がれきの処理を、現地以外で行うということは、その分、輸送コストや保管コストが余分にかかることは、容易に想像がつくと思います。

がれき受け入れ自治体になれば循環型社会形成推進交付金(ごみ処理施設建築費の2分の1~3分の1を国が負担する補助金)の復興枠で請求可能になります。

ここでいう、復興枠とは循環型社会形成推進交付金通常枠(建設費の2分の1~3分の1)+震災特別交付税(残りの地方負担分を国が負担)のことを指しています。

つまり、数十億~数百億円の建築費を、瓦礫受け入れ自治体が国に請求することが可能ですが、瓦礫を受け入れなくても支払うと環境省がH24年3月に通達を出しています

(5)富山県高岡市の処理費用1トンあたり最大400万円

富山県高岡市の処理費用は、1900トンを3000万円で処理すると報道されています。富山県高岡市は、がれきの受け入れにより、高岡地区広域圏 ごみ処理施設整備事業の建設費用76億円の補助があります。
  • 1900トンを3000万円で処理
  • 76億円の補助
がれき利権のお金儲けの仕組みを見ると、自治体ががれき処理にこだわる理由は、民主党が多額の補助金による利益誘導の仕組みを作り上げたことが理由であることが分かります。
がれきの処理量が、広域処理が必要な数値か怪しいことを見ていきましたが、がれきの総量自体も減少していることが分かります。

(6)がれきの量の変化

宮城がれきの量の変化

  • H23.12 瓦礫総量1569万トン 県内処理予定量1220万トン 広域処理希望量340万トン
  • H24.11 瓦礫総量1200万トン 県内処理予定量1109万トン 広域処理希望量91万トン
宮城県の瓦礫総量が大きく減少していることが分かると思います。民主党政権下で宣伝された、がれき処理は、数字を見ると現実と異なることが分かりますね。

岩手がれきの量の変化

  • H23.12 瓦礫総量476万トン 県内処理予定量419万トン 広域処理希望量 57万トン
  • H24.11 瓦礫総量395万トン 県内処理予定量350万トン 広域処理希望量 45万トン
岩手県の瓦礫総量も大きく減少しており、両県の広域処理がれき量を見ると、急がなければ十分に処理可能な量のように思えますね。

(7)民主党政権のがれき補助金利権

民主党政権は、現在の細野幹事長を中心にがれき広域処理に、こだわっていましたが、補助金によるゴミ処理利権を強力に後押ししていたことが分かります。

民主党政権の広域処理は、被災地支援の美名の下に行われていましたが、ゴミ利権の塊であることが分かりますね

大阪や新潟など、がれき広域処理が強行されていますが、民主党政権が作り上げた、がれき利権のお金儲けの仕組みを再度チェックする必要がありそうですね。HomeAny source

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