産経新聞が記事を削除したようです。最福寺が朝鮮総連本部の競売落札に失敗したと、他紙では報道されています(2013年5月9日20時に補記)
(1)最福寺の朝鮮総連本部、競売資金調達
最福寺は、朝鮮総連本部の競売に名乗りを上げていましたが、銀行融資や商社からの資金調達に失敗していました。最福寺の資金調達失敗について、政府などからの圧力などが報じられていましたが、年10%前後の高い金利が提示されていたとの報道もあります。最福寺は融資を受けた後に、返済減資として朝鮮総連からの賃貸料をあげていましたが、北朝鮮の経済破綻は、日本や韓国の経済と比較にならならいため、返済の可能性は低いです。
朝鮮総連本部を最福寺が競売で落札するための資金調達に失敗の可能性が報じられていましたが、交渉中の上場企業のゼネコン関連会社から融資を受けることができた可能性があります。
(2)最福寺が大手ゼネコンと融資交渉で合意
朝鮮総連、最福寺競売落札の資金調達成功と回収方法について、2013年5月9日の産経新聞が、総連落札の代金納付へ 最福寺「ゼネコンから融資合意」について報じているので見てみましょう。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部(東京都千代田区)の土地、建物を45億1900万円で落札した宗教法人最福寺(池口恵観法主、鹿児島市)が、代金納付に向けた融資を依頼していた大手ゼネコンの関連会社との交渉で合意に達したことが9日、分かった。朝鮮総連本部の競売のために、最福寺は資金調達交渉を行っていましたが、融資の合意に達したようですね。最福寺あやしい競売資金 ゼネコンと北朝鮮破綻で、上場企業の可能性があることを指摘しましたが、企業としてコンプライアンス上の問題がないのか気になるところです。
(3)朝鮮総連本部の所有権が最福寺に移転
同寺関係者が産経新聞の取材に「会社の取締役会で正式に了承された」と明らかにした。寺側は同日中にも東京地裁への代金納付手続きを完了させるとしており、中央本部の所有権が移転する見通し。納付期限は10日だった。最福寺が朝鮮総連本部の競売落札資金で交渉していた、大手ゼネコンは取締役会で了承しており、会社として正式な融資手続きの形で資金供与を行うようですね。
朝鮮総連本部は、最福寺の競売資金納付により競売落札が成功する可能性が高く、所有権の移転により最福寺の所有物になります。
(4)朝鮮総連と最福寺の交渉
最福寺は将来的に施設を総連側に貸し出す意向だが、「総連側との関係が不明瞭なのはよくない」として、総連がいったん退去した上で賃貸借契約を締結することを貸与条件として提示していた。総連側はこれに応じる念書に署名したという。今後は、総連側がいつ中央本部を退去するかが焦点となる。朝鮮総連と最福寺の交渉を見ると、朝鮮総連本部に競売落札後、そのまま入居を継続するわけではないようですね。
- 朝鮮総連が朝鮮総連本部の退去に応じる念書に署名
- 最福寺が朝鮮総連本部競売のための融資に合意
- 最福寺が朝鮮総連本部を競売落札
- 朝鮮総連が朝鮮総連本部を退去
- 朝鮮総連と最福寺が不動産の賃貸借契約を締結
- 朝鮮総連が契約締結後に朝鮮総連本部に入居
(5)最福寺は寺の資産を担保に融資交渉
最福寺関係者によると、寺側は別院の資産などを担保に融資を受け、購入代金にあてる方針だった。しかし、想定していた銀行や商社が難色を示し、交渉が4月中に決裂。購入断念も検討したが、同月下旬以降交渉を進めた大手ゼネコンの関連会社が9日、融資に応じることを決めたという。最福寺は朝鮮総連本部の競売落札を資金調達するために、資産を担保にいれる交渉を行っていますが、宗教法人の税金と脱税でまとめましたが税金が優遇されています。
朝鮮総連本部購入の資金調達に、宗教法人である最福寺の資産が使われたことで、宗教法人の税金に注目が集まるかもしれないですね。
(6)公的資金注入と資金回収
総連をめぐっては、経営破綻した在日朝鮮人系信用組合から不良債権を引き継いだ整理回収機構(RCC)に約627億円の債務を返済するよう命じた平成19年の東京地裁判決が確定。RCCの申し立てを受け、地裁が中央本部の競売手続きを進めた。朝鮮総連本部の差し押さえは、朝銀信用組合への公的資金注入後の不良債権回収の手続きの一つですね。朝銀信用組合向けは、資金回収が終わっておらず不良債権化しており、回収に失敗すれば税金ですので国民負担になります。
(7)朝鮮総連本部と最福寺の資金回収方法
- 朝鮮総連本部の敷地に分院を建立
- 朝鮮総連本部存続を望む有志からの寄付金
朝鮮総連本部を最福寺を競売落札するようですが、宗教法人の税制優遇が適応されるとすれば、違和感を感じる方がいるかもしれないですね。朝鮮総連本部再入札 最福寺競売に失敗で行われるようですね。Any source
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