正式名称は「ScriptBrowser - ソースコード閲覧&テスト」、ちょっと長い。
『・WebページのHTML、CSS、JavaScriptなどを閲覧するアプリです。
・ソースコード内の相対パスリンクにも対応しています。
・自分の書いたソースコードをテストする事もできます。
・閲覧中のページの画像を一覧表示・保存できます。』
以前、このScriptBrowserと同様にhtmlソースコードが閲覧できるSpirit Browser Liteのところでも書いたが、日頃、webページのソースを見ることが少なくないので、他のwebブラウザと同様の基本的な機能をほぼ備えていて、動作が軽く、そしてwebページのhtmlソースコードを表示して確認できるものを求めている。
ScriptBrowserをざっと操作してみて最初に感じたのは、残念ながら、私の中で定義付けしているwebブラウザとは違うようだ。webブラウザとしての基本的な機能が装備されていない。
…とここまで書いて気がついた。このアプリ、どこにもwebブラウザとは書かれていない。そう、『WebページのHTML、CSS、JavaScriptなどを閲覧するアプリです。』と書かれているように、スクリプトなどのソースコードを閲覧することと自分の書いたソースコードをテストすることに特化したアプリなのだ。なまじBrowserという名称がついているため、こちらが勝手にwebブラウザと思い込んでいただけだった。
ソースコード閲覧&テストアプリとして改めて見直すと、それなりに良くできている。
- 表示画面前面の押しやすい位置に[Source]ボタンがあって、1タップで一瞬にしてソースコード画面に切り替えられる。ちなみに、「Spirit Browser Lite」の場合は、ギアマークの[設定]ボタンをタップして、「設定」を開き、その最下段にある[ソースを表示]をタップしなければならなかった。
- 表示されるソースコードは、htmlエディタのように要素によって色分けされる。見やすい。
- 表示されたソースコードから、相対パスでリンクへ飛べる。これがあると、けっこう便利。
- ページ内検索ができる。class名やid名を探すのに便利。検索結果は黄色のマーカーがつく。
- 普通にブックマークすることとその編集ができる。これはソースコード閲覧アプリであっても必須。
- 自分の書いたソースコードをテストすることができる。iPhone用の name="viewport" が予め用意されている。[編集完了]ボタンをタップし、続いて[実行]ボタンをタップすると結果が表示される。ただし書いたソースコードの保存機能は無い。テキストエディタ系アプリにコピーペーストして保存する必要がある。(右画像は、テスト実行結果)
- ちなみに、前出の「Spirit Browser Lite」について、ソースコードの閲覧機能は「おまけ程度」とどこかのポストに書かれていた。確かにこのアプリと比べるとおっしゃる通り。逆にこのアプリの「閲覧中のページの画像を一覧表示・保存」機能は、おまけ程度と考えるのが妥当な感じ。構成される全イメージを一覧表示して確認することに意味はありそうだが、イメージの保存はSafariでもできる。
ソースコード閲覧という点で似ている「Spirit Browser Lite」については以下から:
ちょっと気になる点
- ちょっと重いページやそのソースを表示させようとすると、動作がもたつく。表示中に他の動作をさせようとすると落ちることも。
- ブックマークに登録の際、最初ちょっととまどった。普通、本を開いた形のアイコンマークは、ブックマークの呼び出しに使うことが多いが、このアプリではそのアイコンマークが登録も兼ねている。それに気づくのにちょっと時間がかかった。
- ソースコードのフォントが細く、文字サイズもちょっと小さい。ピンチアウトしている間だけ少し大きくなるが、指を離すと元に戻ってしまう。テストの文字サイズは更に小さく固定されている。iPadなら視認に問題なさそうだが、私はこのアプリをiPod touchで使いたいので、この辺をカスタマイズできるようになるととてもありがたい。今後のアップデートにおおいに期待。改善されれば有料になっても購入するつもり。
利用条件
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 3.2.2 以降が必要となっている。無料。
注意書きには、「このアプリはiOS4.2のみ動作確認しております。」とある。私のiPod touch iOS4.3.3でも動作に問題無し。
App Store「ScriptBrowser - ソースコード閲覧&テスト」:
HomeAny source
No comments:
Post a Comment