オレたちバブル入行組あらすじ倒産危機

オレたちバブル入行組あらすじについてまとめていますが、半沢直樹ドラマ人気で原作が250万部販売を超えたようですね。半沢直樹は倒産危機の会社に5億円融資した責任を、上司に押し付けられることになります。

(1)半沢直樹と東京中央銀行

• 半沢直樹ミッチー裏切り黒幕の破綻
• 半沢直樹 近藤裏切り理由と出向経歴
• 東京中央銀行モデル半沢直樹と倒産危機

半沢直樹が話題となりましたがドラマの人気により、原作のオレたち花のバブル組の販売部数が増加していますね。オレたち花のバブル組とオレたちバブル入行組は、書店の目立つ所に置いてありますので見たことのある方は多いと思います。

半沢直樹の続編で銀翼のイカロスが連載中ですが、管理人が確認したところ複数の図書館で過去の連載分が貸出となっており、人気のあることが分かります。半沢直樹は、東京中央銀行の銀行員として活躍していますが、ドラマではミッチー演じる渡真利や近藤の出向にも注目が集まりましたね。

(2)バブル入社の就職活動

1. バブル景気により就職市場は、学生有利な売り手市場
2. 内定者を企業がホテルなどで接待
3. 一社の就職活動に失敗しても次がある

オレたちバブル入行組の主役は半沢直樹ですが、バブル時代に入社した同期の銀行員が描かれており話題になりました。オレたち花のバブル組だけでなく当時の就職活動は、優秀な学生の確保と、学生が内定後に就職活動を行わないようにするために企業がホテルなどで監視を行っていました。

学生の就職活動を考えると、現在は景気が多少は回復したものの、就職氷河期を中心に不景気の時期は正社員として入社できず、ロスジェネ世代と呼ばれています。池井戸純さんの原作で、オレたち花のバブル組でバブル入社の世代と、ロスジェネの逆襲で就職氷河期の世代を対比して描いていますね。

七つの会議あらすじ倒産危機で簡単にまとめましたが、池井戸純さんの原作は組織に単純なヒーローを求める性質のものではないですね。半沢直樹シリーズだけでなく、七つの会議でも出世した社員と出世競争に敗れた社員を丁寧に描いていますね。

(3)1990年の株式時価総額 上位10社と大手銀行

1. NTT
2. 日本興業銀行 みずほ銀行
3. 富士銀行 みずほ銀行
4. 太陽神戸三井銀行 三井住友銀行
5. 住友銀行 三井住友銀行
6. 第一勧業銀行 みずほ銀行
7. 三菱銀行 三菱東京UFJ銀行
8. トヨタ自動車
9. 三和銀行 三菱東京UFJ銀行
10. 東京電力

オレたちバブル入行組では、半沢直樹はバブル時代に入社していることになっていますが、1990年の日本企業株式時価総額上位10社を見てみましょう。上記の赤文字の企業が、大手都市銀行となっていますが、日本の大手銀行の勢いを感じますね。

• 大手都市銀行 7社が株式時価総額上位10社
• 大手都市銀行 3社に統合

株式時価総額上位10社のうち大手銀行は7社を占めていますが、不良債権処理と公的資金注入の過程で合併を繰り返しており3社に集約されています。当時の時価総額の合算と、現在のメガバンクの時価総額を比較すると、大幅に時価総額が減少しているのが実態ですね。

(4)社内競争と出向

1. 優秀な人材の採用 銀行は企業有利な買い手市場
2. 採用数の増加 大手銀行はバブル期の業績好調で採用数が増加
3. リストラで役職ポストの減少 大手銀行は合併もあり同期の出世競争が激化

バブル時代は就職活動で恵まれた環境にありますので、不景気で就職活動に苦戦した世代から羨望の声を聞くこともありますが、実態は激しい競争が行われている世代と言えますね。

半沢直樹 近藤裏切り理由と出向経歴を見ると、近藤は同期でトップ昇進していましたが人事の不運で出世競争から脱落しており、出向することになります。半沢直樹では銀行員の出向を左遷であるという設定が行われていますが、同期である近藤が出向した理由を見ると理解することができますね。

オレたちバブル入行組では、半沢直樹の入社後に銀行の合併で東京中央銀行となっています。大手銀行が合併すれば、支店や部署の統合などによりリストラが行われることになります。半沢直樹のようにバブル期に入社した世代は銀行以外の大手企業でも、採用増加による競争激化とリストラによるポスト減少で出世が困難になっているという話を聞いた方は多いと思います。

(5)オレたち花のバブル組 半沢直樹の活躍と見所

1. 銀行の融資課長
2. 5億円の不良債権を回収
3. 不正融資の理由について調査

半沢直樹ネタバレ結末 原作の粉飾決算でまとめていますが、オレたち花のバブル組では融資課長が不良債権の回収に奮闘している様子が描かれています。半沢直樹ドラマで人気になったのは、嫌な上司との社内関係が濃密に描かれていることですね。

オレたちバブル入行組、オレたち花のバブル組は累計発行部数が250万部のベストセラーとなっていることを、2013年9月30日に文芸春秋が発表しています。オレたちバブル入行組は半沢直樹ドラマの人気で販売が増加していますので、購入していない方は、今から書店で試し読みすることも一つの楽しみになると思います。

オレたち花のバブル組あらすじ倒産危機は、半沢直樹の出世と近藤の左遷が対称的ですね。東京中央銀行に残った半沢直樹、出向した近藤の双方が、サラリーマンとして仕事に立ち向かっている様子が分かります。Any source