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Saturday, November 2, 2013

パルモア病院 倒産理由と移転

パルモア病院の倒産理由は、不動産の係争による業績と資金繰りの悪化です。パルモア病院は移転する計画でしたが、倒産しましたので移転は白紙になる可能性がありますね。


(1)病院の倒産動向

医者は高度な技能と高い知的水準が求められる専門職として、収入が多く社会的な成功者として認識している方は多いと思います。医者は勤務医と開業医の二種類がありますが、勤務医も収入が多いものの、開業医として病院経営により多額の収入を得ている医者は多いですね。

医者は高収入のイメージがありますが、病院経営は競争激化により赤字となっている医療法人もあります。病院は治療のために、高額な機器を購入する法人もありますが、立地条件のよい病院の開業により資金繰りが悪化している旧来の病院もありますね。

(2)パルモア病院が民事再生申請で倒産

  1. 1951年10月 パルモア病院設立
  2. 2013年10月30日、民事再生法を申請
  3. 2013年3月期末 負債総額 約15億円
  4. パルモア病院 従業員数110名
  5. 平成19年度の病院ランキング 近畿で1位
  6. 年間約900件の出産
パルモア病院、倒産理由と移転について、2013年10月31日の東京商工リサーチが報じているので見てみましょう。パルモア病院が民事再生法の申請により倒産しています。パルモア病院の設立は見ると、60年以上前に設立されており、病院として業歴が60年を超えていることが分かります。

パルモア病院は、病院ランキングで評判が高く、近畿で高い順位の有名な病院であったようですね。パルモア病院の沿革や治療方針と、倒産した理由について見てみましょう。

(3)パルモア病院は産婦人科として高い評価

  1. 1949年頃  内科診療を開始
  2. 1951年10月 医療法人設立の認可
  3. 1956年 パルモア病院を開院 小児科、産科・婦人科、内科
  4. 1993年 現在地へ移転 36病室、70床の設備
  5. 2001年 NHKのプロジェクトXで先進的な取組が放送される
  6. 2007年 ユニセフ・WHO 赤ちゃんにやさしい病院に認定
  7. 患者が決めた!いい病院 19年度近畿・東海版の病院ランキング
  8. パルモア病院 妊娠・出産部門(近畿)で1位
パルモア病院は、2007年に病院として高い評価を受けており、近畿圏の産婦人科として有名であったようですね。パルモア病院の取組について、プロジェクトXが特集しており、産婦人科の病院として注目を集めていたことが分かります。

病院や医者は社会的に評価が高いですが、あくまで一つの法人ですので、係争案件などで信用力の低下すれば資金繰り悪化で倒産することはよくありますね。

(4)パルモア学院 貸付金や不動産の問題

  1. 東灘区への病院移転計画
  2. パルモア病院の借入金返済について、連帯保証人のパルモア学院と係争
  3. 準学校法人パルモア学院と係争 貸付金と不動産の所有権について
  4. 2012年結審 不動産の評価替えにより2012年3月期が赤字
  5. 神戸市東灘区への病院移転計画
  6. パルモア学院と債務保証の問題が新たな係争事件
  7. パルモア病院の資金運営に問題が生じる
パルモア病院とパルモア学院で、貸付金や不動産の所有権で係争案件があったようですね。パルモア病院の業績を見ると、大幅な赤字を突然として計上していますので、業績に不利な事態になる決着であった可能性がありますね。

パルモア病院が係争をきっかけに不動産の評価替えで赤字を行ったということは、帳簿上では所有していた不動産の所有権がパルモア学院に移ったなどが可能性として考えられます。パルモア病院の業績に債務保証が影響を与えたとすれば、パルモア学院の業績や融資に対して何らかの関連があったのか気になりますね。

企業グループ間で、融資取引や保証を行っていたり、不動産の所有と賃貸を行っているのはよくあることです。パルモア学院とパルモア病院が同じルーツであれば、不動産の所有や連帯保証などが複雑であった可能性があります。

(5)パルモア病院の業績悪化

  1. 2011年3月期  売上高1359617千円 当期利益41911千円
  2. 2012年3月期  売上高1324042千円 当期損失269831千円
  3. 2013年3月期  売上高1201919千円 当期損失21734千円
パルモア病院の業績を見ると、不動産評価替により億円単位の赤字を計上しているうえに、2期連続赤字となっていますので業績悪化していることが分かります。パルモア病院は銀行融資で、資金調達をしていたのか不明ですが、不動産の評価替えで赤字が発生したということは、不動産担保による融資も期待できないですね。

銀行融資だけでなく商取引でもよくありますが、係争案件を抱える企業は、経営悪化により債権が不良債権化するリスクが高まりますので、取引を敬遠することがよくあります。パルモア病院は、突然の不動産評価替などによる赤字で、資金繰りなどの事業継続が困難になったのでしょうね。

パルモア病院は病院として高い評価を受けているうえに、民事再生を申請していますので病院として経営再生を目指しています。パルモア病院が、債務や保証関係を法的整理して、高い水準の医療を顧客に提供し続けることができるのか注目ですね。
Any source

Friday, November 1, 2013

SFCG倒産破産と過払い金

SFCGは倒産しましたが、脱税や破産管財人の資産隠し調査など、融資回収以外でも問題の多い企業でした。SFCGは商工ローンとして有名でしたが、倒産直前に1000億円以上の資産隠しが指摘されています。


(1)融資審査と倒産

融資の審査は担保だけでなく、企業業績や個人の収入など信用力で通りやすい場合があります。武富士は消費者金融ですので、銀行融資を受けられない個人に対して無担保融資を行ってきましたが、過払い金訴訟で倒産していますね。

SFCGは東京証券取引所一部上場の商工ローン大手として有名でしたが、2009年2月に民事再生を申請して倒産した後に、破産で倒産しています。SFCGは債権回収が社会問題となりましたが、粉飾決算による倒産、管財人による脱税の追及などでも問題になってますね。

(2)SFCGの会社概要と商工ローン大手

  1. 1978年 株式会社商工ファンド設立
  2. 1984年1月 東京都に貸金業登録
  3. 1984年7月 不動産担保貸付を始める
  4. 1985年2月 有価証券やゴルフ会員権を担保とした貸付を始める。
  5. 1988年2月 仮登記担保貸付を始める
  6. 1997年10月 東京証券取引所2部上場
  7. 1999年7月 東京証券取引所1部
  8. 2002年11月1日 株式会社SFCGに社名変更
  9. 2005年11月25日 貸金業法違反で関東財務局が業務停止命令
  10. 2007年7月時点 リーマンブラザーズから734億3300万円の融資残高
  11. 2008年9月時点 リーマンブラザーズから52億9000万円の融資残高
  12. 2009年2月23日 東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請
  13. 2009年3月16日 Jファクター貸金業法違反で貸金業登録を取り消し
  14. 2009年3月23日 SFCG会長が、粉飾決算による18億の違法配当で刑事告発
  15. 2009年3月24日 東京証券取引所から上場廃止
  16. 2009年4月21日 破産手続開始決定
  17. 2010年6月16日 SFCG元会長などが資産隠しなどで逮捕
SFCGは商工ファンドとして、貸金業登録を行っていましたが、銀行融資を受けることの難しい中小企業を対象にして積極的な融資を行ってきました。商工ファンドは厳しい融資回収が社会的な非難を集めていましたが、東京証券取引所の1部上場銘柄となっていました。

SFCGは資金繰りをリーマンブラザーズからの融資に依存していましたが、リーマンショックの前後で融資残高が大きく減少していることが分かります。SFCGのように、資金繰りを圧迫された貸金業者は貸し剥がしを猛烈に行いますが、過払い金請求などにより資金繰りが悪化していたようですね。

(3)SFCGは商工ローンの大手

  1. 過払い金返還訴訟
  2. 損害賠償請求が融資取立てで相次ぐ
  3. 債権の二重譲渡 日本振興銀行と新生信託銀行
  4. 税金滞納で銀行預金の差し押さえ
  5. 粉飾決算による違法配当で刑事告発
  6. SFCGが倒産前に不動産担保ローンなどの資産を譲渡
  7. SFCG破産管財人 2008年10月以降 貸付債権約1420億円分を無償譲渡や安値売却
  8. SFCG破産管財人 2009年2月の民事再生申請直前 子会社株式など約1238億円を譲渡
武富士 倒産と過払い金訴訟が継続していますが、過払い金は会社の債務になりますので、計画倒産による隠し資産があれば、配当金が増えることになります。SFCGは商工ローンの大手でしたので、過払い金返還訴訟の金額も莫大な金額となっており、1000億円を超えています。

SFCGは倒産前に多額の資産隠しを行っていると破産管財人が指摘しており、刑事告発や裁判で訴訟が継続していますね。SFCGの倒産について、計画倒産による詐欺が指摘されていますので、2013年11月1日の時事通信を見てみましょう。

(4)不動産担保ローン債権の譲渡と計画倒産

  1. 商工ローン元会長 民事再生法違反 詐欺再生
  2. 2008年12月 SFCG保有の不動産担保ローン債権 簿価約418億円
  3. 2008年12月 SFCGから実質無償で譲渡
  4. 2009年2月 民事再生法を申請して倒産
  5. 2013年11月1日 東京地裁で検察が懲役8年を求刑
SFCGは倒産直前に、不動産担保ローン債権を元会長の関連企業に無償譲渡を行っていたようですね。不動産担保ローン債権は、無担保ローン債権と比べて不動産担保を売却することで資金回収ができるため、債権としての価値が高いと言えます。

SFCGのように倒産直前に、融資債権や資産などを大幅に移動すると、管財人が資産調査を行い悪質と判断した場合は刑事告発を行うことになります。企業再生の手法として、倒産を薦めるコンサルタントもいるようですが、資産隠しはリスクが高いので比較検討して法令順守が重要ですね。
Any source

Saturday, October 26, 2013

融資返済と林原倒産 銀行と弁護士

林原は融資返済が困難な中で、銀行や弁護士を信用しすぎた結果、グループ解体となっています。林原は資産の叩き売りでも弁済率が90%以上であり、本業の黒字を考えると解体する必要はなかったですね。


(1)銀行融資の格付け 林原と倒産

銀行格付けで不良債権に部類されると、銀行融資を行えないことを、金融庁がマニュアルで定めていますね。上場企業を含めたほとんどの日本企業は、銀行融資が見込めなくなると資金繰り倒産をするところがほとんどになりますので、粉飾決算を行う背景となります。

林原は粉飾決算で倒産していますが、営業キャッシュフローが黒字であったことがポイントの一つとなっています。林原靖専務は、2013年に出版した破綻バイオ企業 林原の真実の中で、粉飾決算と営業キャッシュフローの黒字について言及していますので、簡単に見てみましょう。

(2)債務超過とキャッシュフローの黒字

  1. 銀行融資 9000万円
  2. 銀行融資の返済期間 5年間
  3. 銀行融資の返済金額 1ヶ月 150万円
  4. 企業に入る現金の残額(営業キャッシュフローベース) 1ヶ月 200万円
  5. 会社は債務超過であるが営業キャッシュフローは黒字
  6. 銀行融資の金利は簡素化のためにないと仮定
金融庁が銀行融資の検査を厳格化するまでは、企業の資金繰りに焦点を充てて銀行融資を行っていました。銀行融資の事例として、融資金利がないと仮定して計算を簡略化して考えてみましょう。

銀行融資の格付け 不良債権と倒産(2)で、金融庁検査の厳格化により中小企業への融資が行いにくくなったことが背景としてあります。会計は一定の基準で資産を見ていますので、決算書の査定を厳格にすると、本業は営業キャッシュフローが黒字で事業が回っていても、債務超過となることがあります。

林原靖専務は林原を中小企業として捉えており、銀行や弁護士が倒産させたことに強い不満を感じているように見えますね。粉飾決算はよくないことですが、営業キャッシュフローが黒字で融資返済が継続されているのであれば、倒産させずに融資返済を継続したほうが経済合理性があると言えますね。

(3)林原の粉飾決算の内容 財務の問題点

  1. 損益計算書の最終利益 ほぼ正しく記載
  2. 貸借対照表の資産 保有株式や不動産を戦後すぐの安い取得価格で計上
  3. 貸借対照表の資産 特許権やノウハウなどの知的財産権 のれん代を計上せず
  4. 貸借対照表の資産 架空の売掛金
  5. 貸借対照表の負債 簿外債務の存在
  6. 決算は黒字であるが債務超過を粉飾
林原の事例は、粉飾決算で債務超過を隠していますが、営業キャッシュフローが黒字であるため融資返済は継続されている状況でした。金融庁検査が厳格化されるまでは、融資返済を行っていれば問題視されることはなかったようですが、銀行融資で財務の健全性をより厳格に見るように変化していったようですね。

非上場企業に勤める知人と話をしたことがありますが、ほとんどの人は自社の財務状況について把握していない人が多いのではないでしょうか。銀行融資は債務超過の企業に対して行うことは困難になっていますので、決算書を自社に有利な基準で計上しなければ、多数の企業が倒産して多くの失業者が発生するのが実態ですね。

(4)中国銀行と三井信託銀行に粉飾決算が発覚

林原の銀行対応と粉飾決算発覚

  1. 中国銀行 林原のメインバンク 林原が筆頭株主で10%以上の株式を保有
  2. 住友信託銀行 林原の準メインバンク
  3. 20009年 住友信託銀行の岡山支店長 取引銀行別の借入金残高の差異を指摘
  4. 2010年11月初頭 住友信託銀行の岡山支店から呼び出し 中国銀行も突然、同席
  5. 2010年11月初頭 住友信託銀行は岡山支店長 中国銀行は取締役営業本部長
  6. 2010年11月初頭 住友信託銀行と中国銀行から借入残高に違いがあることを指摘される
  7. 2010年11月初頭 中国銀行本店 林原健社長 林原靖専務 松田常務
  8. 2010年11月初頭 中国銀行本店 副頭取 担当常務 融資部長 営業部長
林原は粉飾決算の金額が縮小していたものの、中国銀行と三井住友信託銀行に粉飾決算と債務超過が発覚しています。林原は税金対策で、知的財産権や美術品などを決算書に正確に反映していなかったですが、林原靖専務によると決算に反映していれば債務超過でなかったようですね。

林原は粉飾決算の是正と今後の見通しについて、中国銀行本店で説明していますが、粉飾決算の発覚により突発破綻寸前となります。林原は粉飾決算の発覚後に、バンクミーティングを開催して全ての銀行に事情を説明せずに、中国銀行と三井住友信託銀行を優遇したことが倒産の遠因となります。

粉飾決算で突発破綻のリスク 担保の優先提供などで失敗

  • 粉飾決算の発覚
  • 不良債権先に自動で格下げ
  • 不良債権先に新規の銀行融資は困難
エステート24ホールディングス粉飾決算で倒産かまとめましたが、粉飾決算が発覚すれば自動的に格付けが不良債権に分類されることになります。林原は2010年11月末に融資の書き換え手
続きがありましたので、粉飾決算の発覚で突発破綻のリスクが発生します。
  1. 2010年11月末 住友信託銀行が下記に応じなければ不渡り処分にすると対応
  2. 2010年11月末 林原健社長の個人保証 林原靖専務の個人保証
  3. 2010年11月末 林原関係各社相互で債務保証への署名捺印
  4. 2010年12月末 社長と専務二人 関係会社の不動産と株式を追加担保
  5. 2010年12月末 林原は担保を元手に銀行対応を乗り切り 冬の賞与と給与支払い
  6. 中国銀行 不動産は登記留保ではなく登記することを要請
  7. 2011年2月 資金ショートの可能性
林原の粉飾決算発覚後、情報を知っていた中国銀行と住友信託銀行は積極的に保全を行っていることが分かります。林原が2010年11月の段階で、全銀行に粉飾決算の説明やリスケの要請を行っていれば、企業再生はよりよい条件になった可能性があります。

(5)弁護士の企業再生失敗 事業再生ADRと会社更生法

  1. 2010年12月上旬 中国銀行が事業再生ADR(裁判外紛争可決手続)で行う連絡
  2. 2010年12月上旬 中国銀行が西村あさひ法律事務所を紹介
  3. 西村あさひ法律事務所のトップ 松嶋英機弁護士が法制化に貢献
  4. 法律事務所 西村あさひ法律事務所
  5. 会計事務所 PWC
  6. 中国銀行から住友信託銀行も事業再生ADRの活用に同意
  7. 事業再生ADRは銀行全ての同意が必要
  8. ADRの資産査定 すぐ売却できる価格が基準 時価より低く債務超過が拡大
  9. 2011年2月2日 債権者集会で会社更生法への切り替えを表明
林原の企業再生について、中国銀行は事業再生ADRを選択して弁護士を林原に紹介しています。林原は融資返済など、銀行対応に失敗することを恐れて中国銀行から提示された条件を受け入れましたが、これが倒産理由となっています。

林原の粉飾決算を把握した後に、中国銀行と住友信託銀行が個人保証や担保差し入れで融資保全を行っているため、他の銀行から不満がでることは容易に想像がつきますね。事業再生ADRの条件が銀行全ての同意が必要であるならば、多くの銀行から融資を受けている林原にとって非常に高いハードルであったことが初めから分かります。

林原は岡山有数の優良企業として評判でしたが、林原靖専務は林原が内容を理解しないまま、事業再生ADRに同意したことに言及していますね。

(6)他の銀行が不満

林原の主力銀行5銀行でバンクミーティング

  1. 2011年1月11日 主力4銀行で初会合
  2. 2011年1月20日 主力4銀行に、みずほ銀行を加えて会合
  3. 中国銀行 担保登記についてADR成立に向けて努力
  4. 住友信託銀行 かなり感情的 ADR成立前提なら抜け駆けの担保や保証に対応
  5. 三菱東京UFJ銀行 有価証券担保を十分にとっており落ち着いていた
  6. 三井住友銀行 十分な担保がなかった
  7. みずほ銀行 シンジゲート・ローンの幹事銀行であり、中小銀行を束ねる立場
  8. 中国銀行と住友信託銀行に粉飾決算の情報を限定していたことに対する不満
  9. 中国銀行と住友信託銀行だけが多額の保証や担保を確保して登記
ADRの成立は、全ての銀行が再建案に納得することですが、主力5銀行の会合で納得が得られいなかったことが分かります。林原靖専務は、林原に対する不満よりも、中国銀行と住友信託銀行に対する不満がでていたことを説明しています。

林原の事業再生ADRは、銀行のうち一社でも反対を表明すれば不成立となりますが、最初から厳しいことが分かりますね。中国銀行と住友信託銀行は、融資返済が滞っても資産回収する準備を行っていましたので、粉飾決算発覚から銀行団のミーティングまでにメガバンクと大きな差があったことが分かります。

林原の銀行融資残高

  1. 中国銀行の融資額447億円 林原が中国銀行の株式を10%以上保有で筆頭株主
  2. 住友信託銀行の融資額280億円
  3. 三井住友銀行の融資額153億円
  4. 三菱東京UFJ銀行の融資額110億円
  5. みずほ銀行の融資額83億円
  6. 山陰合同銀行の融資額46億円
  7. 伊予銀行の融資額34億円
  8. 農林中央金庫の融資額28億円
  9. 香川銀行の融資額25億円
  10. あおぞら銀行の融資額20億円
  11. 百十四銀行の融資額16億円
  12. 広島銀行の融資額16億円
  13. 阿波銀行の融資額15億円
  14. 高知銀行の融資額14億円
  15. 鳥取銀行の融資額10億円
林原の銀行融資残高について、2013年2月15日の日経ビジネスが金融期間別の銀行融資残高をまとめていますので見てみましょう。林原の銀行融資残高は、メインバンクの中国銀行と、準メインバンクの住友信託銀行が大きいことが分かります。

林原に対して、みずほ銀行がシンジゲートローン融資を取りまとめていますが、多数の地方銀行が林原に融資を行っているのは、シンジゲートローン融資に参加した可能性がありますね。

第一回全銀行ミーティングの決裂と会社更生法の申請で倒産

  1. 2011年2月2日 第一回全銀行ミーティング
  2. 林原経営陣が手分けして銀行20社強に説明
  3. 銀行の岡山支店だけでなく、本店など複数回の説明
  4. みずほ銀行のシンジゲートローンの関係で、中国地方以外の銀行も多い
  5. 300ページほどのADR資料や関連資料を配布
  6. 2011年1月末の段階 マスコミで報道される
  7. 2011年2月2日 第一回全銀行ミーティングで住友信託銀行などへの批判
  8. 2011年2月2日 債権者集会で会社更生法への切り替えを表明
  9. 林原靖専務は専門家から、最初から民事再生法であれば経営はいまのままでよかったと言われる
林原の経営陣は事業再生ADR成立のために、第一回全銀行ミーティングへの参加を全ての銀行に出席するように呼びかけています。林原の融資のうち、みずほ銀行でシンジゲートローンを組成していますので、林原に融資を行っている銀行数は岡山から遠い地域であり非常に多いですね。

林原靖専務が専門家から指摘された内容について、事業再生ADRに固執すべきではなかったという趣旨で言われたようですね。林原が粉飾決算発覚時点で、全銀行に説明を行い中国銀行と住友信託銀行に担保や保証で優遇しなければ、民事再生法で経営陣が残ったまま企業再生できた可能性が高いです。

(7)会社更生法の申請

  1. 会社更生法の適用を申請 林原の旧経営陣は追放
  2. 林原は西村あさひ法律事務所に実印を預けていた
  3. 林原靖専務は裁判所に提出した会社更生法の申請書に目を通す機会が与えられなかった
  4. 保全管理人に西村あさひ法律事務所のトップ 松嶋英機弁護士が就任
  5. 林原の取引先が持つ売掛債権は取引条件を変更しない条件で全額支払い
  6. 林原健社長、林原靖専務の個人資産が差押え
  7. 会社更生の場合、資産は格安で売却される
  8. 美術品処分 会計事務所のPWC
  9. 不動産処分 東急リバブル 西村あさひ法律事務所と親密
  10. 中国銀行株 中国銀行が林原保有分を時価よりも安価にTOB
林原は会社更生法の申請を行いましたが、林原靖専務は東京地方裁判所と西村あさひ法律事務所との関係をほとんど把握していなかったようですね。西村あさひ法律事務所が管財人となったことで、林原の経営陣の責任を追及する立場に完全に変わっています。

銀行や弁護士を信用するとリスクがあることは以前から指摘されていますが、林原の倒産は典型事例ですね。林原が粉飾決算の説明を銀行全てに同時に行い、銀行の抜け駆けを許さなければ、民事再生で企業再生ができた可能性が高いだけに残念ですね。

(8)弁済率93%で非常に高いが中小企業ではない

  1. 約1300億円 林原の銀行債務総額
  2. 約700億円 スポンサーである長瀬産業からの拠出額
  3. 約300億円 株式などの売却可能な余剰資産
  4. 約200億円 岡山駅前の土地 以前は2000億円以上とも言われていた
  5. 約100億円 岡山駅前以外の土地や建物
  6. 約数十億円 経営陣の私財提供
  7. 更正会社の弁済率平均11% 40%できわめてまれ
  8. 林原の弁済率93% 資産を売り急がなければさらに上昇
  9. 黒字倒産であり弁済率も高いため、企業を解体したことは疑問
  10. 岡山駅前の不動産 イオンモールの建設により商店街や百貨店に影響
林原は倒産しましたが、林原の弁済率は93%と非常に高いうえに取引先に対する支払いも行われています。林原が資産を叩き売りしなければ、本業は黒字ですので、融資返済は十分に可能であったということでしょうね。

林原の粉飾決算はよくないことですし、林原靖専務が林原を中小企業と位置づけていることには違和感を感じる売上高や負債金額です。林原の経営体制は完璧ではないですが、粉飾決算発覚時点の対応改善や民事再生適用を行っていれば、存続していた可能性が高く、銀行や弁護士を信じすぎると痛い目にあうということでしょうね。

中国銀行や住友信託銀行に半沢直樹がいれば、林原はグループ解体は免れて、倒産しなかった可能性を妄想していしまします。林原の弁済率が93%で本業が黒字であったということは、半沢直樹が担当していた伊勢島ホテルよりも経営は問題がなかったと言えそうですね。
Any source

Friday, October 25, 2013

破綻バイオ企業 林原の真実 歴史と粉飾決算

破綻バイオ企業 林原の真実を林原靖専務が執筆しています。林原の歴史と粉飾決算の背景を見ると、高収益の研究開発特化企業は世間の幻想で、製造業として投資回収を行えなかったようですね。


(1)粉飾決算と倒産

銀行融資は取引先の決算書を分析した上で融資を行いますが、ほとんどの企業は銀行融資や証券市場から資金調達できなければ、すぐに倒産することになります。半沢直樹が東京中央銀行で活躍している姿が話題になりましたが、半沢直樹のように有能な銀行員が多ければ倒産危機の企業を支えたり企業再生で経済が発展します。

企業は現金が不足すると倒産しますので、粉飾決算などを行って融資詐欺を行う事例があります。エステート24ホールディングスは融資詐欺で捜査が行われていますが、林原の粉飾決算は事例が大きく異なりますね。

林原の粉飾決算について林原の元専務である林原靖さんが、破綻バイオ企業林原の真実を出版していますので、その内容について見てみましょう。林原の経営者一族で経理責任者で、粉飾決算の解消について素早くするべきだと言う意見もあると思いますが、非常に説得力のある内容で銀行や弁護士批判が行われています。

(2)林原の歴史 相続失敗と本業の危機

  1. 岡山の名門企業
  2. 三代目の林原一郎が、水あめ製造で、企業規模を一気に拡大して全国区に
  3. 林原一郎の急死のお家騒動で、独立した名門企業が多い
  4. 林原グループは、林原本社とカバヤ食品が子会社株式を半分ずつ所有
  5. 1961年4月17日 林原一郎52歳ガンで死去 林原健19歳で後継社長に就任
  6. 実務は番頭が代行 本社の実印は英子(一郎の妻) 子会社の実印を次郎(一郎の弟)
  7. カバヤのキャラメル カードを集めるカバヤ児童文庫をもらえることで人気
  8. カバヤ食品の独立後に変則増資で林原本社の支配力が低下
  9. カバヤ食品 オハヨー乳業 新聞社などが続々と独立
  10. 林原の本業は 水あめ製造の過当競争と砂糖の自由化で倒産危機
  11. 22歳で林原健社長が社長就任
林原はバイオ企業に転進する前は、水あめ製造を行い戦後の需要を獲得して、1950年代に日本一の水あめ業者に成長しています。林原一郎さんは、買収を繰り返して企業規模を拡大しており、食品会社、ホテル、新聞社、製紙、運輸、印刷、倉庫、観光、不動産など大きく事業を拡大しており、岡山の名門企業に成長させています。
  • カバヤ2012年12月期 売上高268億
  • カバヤ2012年12月期 経常利益9.5億円
  • カバヤ2012年12月期 自己資本比率65.0%
林原グループは、カリスマ社長が早世したことで主要企業や子会社の独立などが相次いだようですね。林原グループの主力企業であったカバヤの業績を見ると、2012年12月期は高い利益率を計上しているうえに、財務体質が非常によいことが分かります。

林原健社長は林原一郎さんが亡くなってから社長を引き継いでいます。林原健さんが社長を引き継いだときの林原グループは、子会社の分離独立や本業の不振で事業基盤が揺らいでおり、倒産危機であったと言えますね。

(3)林原がバイオ企業として成功

  1. 林原健が林原一郎が晩年取り組んだ微生物の産業利用推進を決断
  2. デンプン加工業からデンプン化学工業へ第二創業
  3. 1966年8月 林原健が上記の経営方針を発表したところ、従業員の半数が退職
  4. 1968年 デンプンを100%麦芽糖に変える世界初の技術開発に成功
  5. 点滴用医薬品マルトース 大塚製薬と共同で開発 点滴時間の半減や糖尿病に効果的
  6. 林原はマルトースの成功で業績改善に成功
林原健社長は、水あめの製造の過当競争と砂糖の自由化による倒産危機に対して、新たな分野に経営資源を集中することを決断しています。林原が提携した大塚製薬はポカリスエットで有名であり、2010年12月15日に大塚ホールディングスが上場しており時価総額1兆円規模となっていますね。
  • 林原のマルトース点滴時間の短縮 ブドウ糖輸液の2倍を栄養補給
  • 林原のマルトース糖尿病に効果的 インシュリンの分泌をうながさない
  • 林原のマルトース手術現場で活用 手術時に擬似糖尿病になる患者に活用
林原が大塚製薬と共同開発に成功したマルトースは、上記のようなメリットがあるため、製薬認可をスムーズに取得して多くの医療現場で受け入れられたようですね。林原はマルトースの成功で、倒産危機から復活すると同時に、利益を元手に研究開発を一層加速させていきます。

(4)林原の製品開発

  1. 1973年プルランの開発 植物性のデンプンから作った食べられるプラスティックのフィルム
  2. プルランは開発から35年後にBSE問題で注目される
  3. インターフェロンの大量生産 ハムスターの交配により独自の量産技術を確立
  4. インターフェロンをヒト細胞で培養するよりも管理が容易で安全性が高い
  5. インターフェロンの製薬化 大塚製薬の大塚明彦会長に打診(当時は社長)
  6. 1994年トレハロースの大量生産技術を開発
  7. トレハ星人のCMが有名に 博報堂製作
林原はマルトースによる利益を元手に、研究開発を積極的に行い製品開発に成功します。林原の製品で最も有名なのは、トレハロースですが、林原靖専務がカーギルと交渉したり工場建設の資金を子会社売却で捻出したなどの特徴がありますね。

林原靖専務は、林原のトレハロース販売権利の交渉や子会社売却の交渉などで、海外販売の成長余地確保や資金捻出を行っています。林原靖専務の分析によると、林原が工場での製品製造に目を向けなかったことが財務体質の悪化に繋がったようですね。

(5)林原の海外交渉と上場子会社の売却

  • カーギル トレハロースの海外代理店契約解除の交渉
  • キャドバリー 子会社の三星食品株式(ヘラクレス上場)を売却交渉
  • キャドバリー 2007年6月TOBを発表 直近の株価に7割のプレミアム
  • 林原グループ 株式の売却により60億円を調達 トレハロース量産工場の建設資金に
林原靖専務は、林原のトレハロース事業について海外の巨大大企業と交渉を行っています。林原は、子会社の三星食品株をキャドバリーに売却することでトレハロース量産工場建設の資金調達に成功しています。林原靖専務は、キャドバリーの社長と本音で友好的な交渉を行い交渉は30分で解決、キャドバリー社長と直接交渉を約束することに成功しています。

林原はキャドバリーと友好的な交渉を行っており、キャドバリーは三星食品の株価に大幅なプレミアムで買収価格を設定しています。林原靖専務は、トレハロース量産工場の資金調達であることも伝えていましたので、TOBに応募して林原グループが保有する約44%の株式を売却しています。

林原は三星食品売却で得た資金で、トレハロースの新しい量産工場建設を行い、多額の収益を得ています。トレハロースは食品や化粧品、医薬品など幅広い用途で使われていますので、菓子パンなどの含有物を見ると含まれているかもしれないですね。

(6)林原の研究開発企業の真相 粉飾決算の背景

  1. インターフェロンの販売失敗
  2. バブル崩壊で岡山駅前不動産などの資産価値下落
  3. 林原は総資産が借入金を超えていたが高金利の金利負担が業績に影響
  4. 1998年秋 林原健社長に林原靖専務と松田常務が直言
  5. 1500億円を超える借入金があるためリストラが必要
  6. 自社工場はあったが稼動させずに技術流出
  7. 技術供与を積極的に行ったため工場稼働率が大きく低下
  8. 自社工場で粗利50% 100億円規模で研究開発費50億円が捻出可能
  9. 技術供与の特許収入5% 相手先が1000億円規模で50億円の収入
林原が粉飾決算を行った背景について、林原靖専務が分析していますが上記の通りとなっています。林原は研究開発企業としてマスコミなどに注目されていましたが、林原専務は林原の広報戦略で研究成果を発表した結果で収益に貢献していないと否定的ですね。

林原のビジネスモデルを見ると技術供与を行うことで、すでにある自社工場の工場稼働率が低くなり減価償却費などで財務面に打撃を与えていたことが分かります。林原靖専務の分析を見ると、ビジネスモデルで致命的だったのは、自社工場を活用すれば一回り小規模の成功で採算がとれたものの、特許収入に依存すると大規模な成功でなければ採算がとれなかったことですね。

林原の成長と粉飾決算を行った背景を見ると、研究開発企業の特化企業というビジネスモデルは、不動産など資産価格が上昇しなければ無理があったことが分かります。融資返済と林原倒産 銀行と弁護士を見ると、林原は黒字倒産で債権者に対して90%以上の弁済を実現しています。林原は、銀行や弁護士を信頼して付き合っていた可能性がありますが、何事もほどほどの付き合いが重要ということでしょうね。
Any source

Thursday, October 24, 2013

自己破産のデメリットと回避理由

自己破産のデメリットを理解して回避することが、一つの選択肢としてあります。自己破産ではなく、交渉などで資金繰りが改善される場合がありますので、自己破産の前に比較検討することが重要ですね。


(1)自己破産の理由

自己破産を行う理由を見ると、借金の種類はそれぞれですので事情が異なっていることが分かります。事業が成功すれば社会的な成功者として多額の収入や資産を築けるメリットはありますが、会社倒産により多額の借金を背負い自己破産するデメリットがあります。

掛布さんは、阪神タイガースで大活躍した後に事業失敗で会社を倒産しており、税金の滞納で自宅が競売にかけられています。福原愛さんの父親は会社に関連した借金で、両親の離婚後に自己破産しています。

消費者金融の金利が高かったときに、多重債務による自己破産が話題になりましたが、個人ローンの自己破産理由に従来と異なるものがあると言えそうですね。奨学金が返済できないため自己破産を行っている事例を見ると、大学卒業後の若者に自己破産が増えている背景が分かりますね。

(2)自己破産と財産面のデメリット

  1. 現金99万円超 現金があれば融資した人などの債権者に分配
  2. 有価証券20万超 株式や債券などの有価証券
  3. 動産 骨董品や車などの資産についても売却の対象
  4. 自宅 住宅ローンは銀行融資が自宅の資産価値を上回ることが多い
自己破産を行うデメリットを考えると、多額の資産を保有していれば多くが資産が失われることになります。自己破産について言い換えると、あまりにも多くの銀行融資などがあり、手元の資産よりも借金が大幅に超えていれば財産面のデメリットは少なくなっていくことが分かりますね。

自己破産のデメリットについて財産面を簡単にまとめましたが、借金返済の過程で、資産を売却している方が多いと思います。借金返済を行っていれば、自己破産を申請するときに資産があまり残らない方も多いのではないでしょうか。

(3)住宅ローンの借金を回避

  1. 住宅ローン 購入する自宅を担保にする
  2. 住宅の価格 住宅ローンの残高よりも自宅の価格は低いことが多い
  3. 競売と任意売却 競売のほうが価格が大幅に低い
  4. 自己破産後のマイホーム買戻しは注意が必要
自己破産をする人の中には、住宅ローンを支払うことが自己破産を考えている人がいると思います。住宅ローンの場合、自己破産のデメリットとして自宅を失うことになりますが、住宅ローンの残高よりも自宅の価値は低い場合がほとんどですね。

自己破産のデメリットを回避するために、住宅を親族に売却して自己破産後に買い戻すべきということを聞いた方もいると思いますが、リスクがあることに注意する必要があります。自己破産を行うと、管財人が自己破産した人の資産を遡って調べますが、不審な点があると資産隠しで訴訟になることがあります。

資産がほとんどない場合、住宅ローンであれば自宅の売却資金で銀行融資は回収されます。競売は売却価格が安いため、銀行も競売を望んでいないため競売が嫌な方は、自己破産を決断する前に銀行と返済金額を交渉することが重要と言えると思います。

(4)自己破産を回避すべき理由

  1. 連帯保証人に債務が移動 銀行融資などが請求される
  2. 資金繰りの改善余地 借金の返済金額の減額交渉
  3. カードローンの申込 カーローンやクレジットカードが使えなくなる
銀行融資などの借金で、連帯保証人を求められることが多いと思います。会社が倒産したときに、社長が自己破産する事例が多いのは、会社が倒産したことで銀行融資返済を求められることが多いからですね。

カードローン審査緩い理由と自己破産を見ると、銀行は社会的な責任を果たすために、カードローン融資を積極的に行う方針のようですね。カードローンは融資枠の範囲内で返済とキャッシングが自由ですので、自己破産を回避することができる可能性もあります。

(5)収入の減少と返済金額の交渉

  • 収入減少
  • 収入に対して返済金額が多い
  • 返済金が多い理由 元金の支払いや利息の支払いが多い
自己破産を回避すべき理由の一つとして、自己破産をする場合、収入減少などで借金返済が難しくなったときに交渉することが重要と言えます。銀行融資などで、資金繰りが厳しくなったときに返済金額の減額が認められることがあるからです。

税金を滞納すると資産が差し押さえられますが、税金についても事情があるのであれば窓口で支払う意思の表明と金額面の交渉を行うことが重要ですね。借金などによる手元資金が厳しいとしても、一時的なものであれば、交渉により自己破産を回避することもできます。

自己破産のデメリットを考えた上で申請するのであれば、弁護士を比較することが重要になります。カードローンの場合であれば、おまとめローンにより返済条件や金利が有利になりますので、自己破産する前に検討することが重要と言えますね。Any source

Tuesday, October 22, 2013

福原愛 自己破産の父親借金

福原愛さんの父親が亡くなっていますが、多額の借金があったようです。 福原愛さんの父親は離婚後に自己破産することで、債権譲渡を防ぎ多額の借金を減らしていたようですね。


(1)借金と自己破産

借金返済が収入以上に増えたて、借金が支払えなくなる場合、自己破産を行うときがあります。カードローン返済や奨学金返済などを急ぎすぎると、手元で使える資金が減少して自己破産に繋がることがありますので、注意が必要ですね。

福原愛さんは卓球で有名ですが、父親の経営していた会社が倒産しています。福原愛さんの父親は、借金による自己破産と偽装離婚を行うことで、家計の建て直しを行おうとしたことを、2013年10月31日の週刊アサヒ芸能が報じています。

(2)福原愛の父親 福原武彦氏の事業

  1. 1990年から建設会社を経営
  2. 福原愛の母親 福原千代氏が代表
  3. 事業に絡んだ連帯保証で1億4000万円の負債
  4. 家族の知らないところで借金の金額が増加
福原愛さんの父親である福原武彦氏は、建設会社の経営を行っていたようですね。会社を経営していると言えば、お金持ちの印象がありますが、中小企業は銀行融資に社長の連帯保証をつけることが日本では一般的ですね。

会社が倒産すれば、ほとんどの会社は銀行の借金や取引先への支払いが残っていますので、連帯保証人となっている社長が借金を背負うことが多いです。日本の借金は金利が低下していますが、バブルの頃は融資金利が5%を超えていましたので、借金返済が困難であったことが分かります。

自己破産のデメリットと回避理由について、現在は自己破産の前に債務整理に対して選択肢を比較検討することも重要になります。自己破産で資産を売却しても、借金が全額返済されることはありませんので、借金の返済方法について柔軟な対応を引き出せる可能性があります。

(3)福原愛の卓球環境を整備

  1. 練習のために、仙台、大阪、青森などに拠点を移動
  2. 福原愛の専用卓球場を所有
  3. 中国出身のコーチを招く
  4. 福原愛・明石屋さんま、卓球勝負の負けて泣く姿で有名に
  5. CM出演料は1本3000万円と言われていた
  6. バラエディ番組に多数出演は、借金が理由の可能性もあった
福原愛さんは卓球の天才少女として有名になりましたが、卓球の英才教育を行うために整備した練習環境を見るとすごいことが分かりますね。福原武彦氏の借金と資金拠出の関係は不明ですが、一般家庭で資金を捻出するのは困難な金額だったのではないでしょうか。

福原愛さんが有名になるきっかけは、卓球勝負で明石屋さんまに負けて泣いている姿が有名になったことでしょうね。福原愛の番組出演は増えましたが未成年ですので、収入は両親が管理することになります。福原愛の父親は多額の借金を抱えていましたので、番組出演料は借金返済に充てられていたようですね。

掛布 自己破産とコーチを見ると、掛布さんの会社が倒産していたようですね。掛布さんはプロ野球選手として大活躍していましたが、引退後のテレビ出演で多額の報酬を得ていたものの、福原愛さんの父親のように事業の借金を抱えていたようですね。

(4)福原武彦の離婚と自己破産の理由

  1. 福原愛は未成年であるため収入は両親が管理
  2. 福原武彦の借金返済に番組出演料などがあてられる
  3. 福原武彦の債権が第三者に譲渡されるリスクが、福原愛が有名になったためうまれる
  4. 福原武彦が福原千代と離婚することで、福原武彦のみが負債を背負う
  5. 福原武彦が自己破産することで借金を減らす
  6. 福原武彦は離婚と前後して、家族の住んでいた家から約2キロのアパートで独り暮らし
福原愛さんは未成年ですので、事務所に所属していなければ収入は両親のものになりますが、福原武彦氏に借金があれば借金返済を行うことになります。福原武彦氏の借金が、借金返済の見込みがあれば離婚を行っていなかった可能性はあるのでしょうが、当時は金利が高かったこともあり離婚後の自己破産を選択したのでしょうね。

債権者は、債権を転売することができますが福原愛さんが有名になったということは、芸能事務所や正体不明の人が債権購入を行う可能性があります。借金返済が行われない不良債権を、額面価格の数%で売買されることがありますね。

福原愛さんの父親は離婚後に自己破産しており、福原家の多額の借金はなくなった形となったようですね。福原愛さんの事務所が2013年10月16日に、福原武彦氏が亡くなったことについてコメントをしていますが、借金や自己破産など複雑な家族の事情があったようですね。
Any source

Monday, October 21, 2013

エステート24ホールディングス粉飾決算で倒産か

エステート24ホールディングスの業績は、創業5年で売上高が60倍ですが融資詐欺を目的とした粉飾決算の可能性が高いです。エステート24ホールディングスは、デジコムの融資詐欺と手法が似ていることが分かりますね。


(1)エステート24ホールディングス みずほ銀行から融資詐欺

エステート24ホールディングスはみずほ銀行からの融資詐欺が報道されていますが、大阪府警捜査4課が捜査を行っています。エステート24ホールディングスの社長や幹部が逮捕されていますが、警視庁OBで関東管区警察局長、経済産業省の大臣官房審議官で島根県警本部長を務めていた官僚が天下りをしていました。

関東管区警察局長は警視庁の管轄である東京都を除く、関東各県の警察本部長の上級職になりますので、エリートであると言えますね。エステート24ホールディングスは天下りを積極的に受け入れていたようですが、官僚が社外取締役就任後に報酬や融資詐欺を把握していたのか気になりますね。

(2)エステート24ホールディングス融資詐欺の概要

  1. 銀行融資 A銀行
  2. 銀行融資 B銀行 A銀行の銀行融資返済
  3. 銀行融資 C銀行 C銀行の銀行融資返済
  4. 架空の契約書を提出
  5. 架空の債権であれば債権差し押さえで回収もできない
  6. 架空の売上であれば入金を差し押さえで回収できない
エステート24ホールディングス逮捕 融資詐欺と粉飾決算で決算や業績予想について簡単にまとめていますが、売上高が急速に伸びているとしていたことが特徴ですね。エステート24ホールディングスの発表によると、創業年の売上高が約4億円から創業5年目で売上高が60倍以上に伸びる業績予想であり、上場が視野に入る業績水準ですね。

エステート24ホールディングスは、みずほ銀行以外からも融資詐欺を行っていたようですので、今後の報道に注目が集まっています。売上高が急速に伸びると運転資金の銀行融資需要が発生しますが、銀行からの借入を目的とした粉飾決算の可能性が高いですね。

(3)デジコムとエステート24の関係

  1. 大阪府警捜査4課がデジコムを捜査 エステート24は大阪府警捜査2課が担当
  2. 百十四銀行九条支店の不正融資事件でフロント企業からデジコムに迂回融資
  3. 愛媛銀大阪支店がデジコムから融資詐欺の被害
  4. エステート24ホールディングスの田中社長はデジコムに勤務していた
  5. エステート24ホールディングスにデジコム社員が複数移籍
エステート24ホールディングスの田中社長は、デジコムという会社に勤務をしていたが、銀行との融資取引で社会問題がありました。デジコムという会社は、フロント企業から銀行の不正融資のお金が迂回融資されたり、銀行から融資詐欺を行っていたようですね。

デジコムが愛媛銀行から融資詐欺を行った方法を見ると、太陽光の受注書を偽造して銀行融資を受けていますので、エステート24ホールディングスの融資詐欺と似ていることが分かります。エステート24ホールディンツスには、デジコムの社員が複数移籍していたようですので、融資詐欺の手法などについて、大阪府警捜査4課の持つ何らかの情報があるのか気になりますね。

(4)エステート24ホールディングスと芸能人の関係

2013年10月2日

  1. 吉田義人
  2. 南明奈
  3. 井岡一翔
  4. 南明奈
  5. 曙太郎 ボブサップ
  6. MINMI
  7. 宮城大樹

2013年10月3日

  1. 曙太郎
  2. 山田親太郎
  3. 東国原衆議院議員
  4. 織田信成
  5. 山田親太郎
  6. 曙太郎 ボブサップ
  7. 吉田義人

2013年10月4日

  1. 曙太郎
  2. 東国原衆議院議員
  3. ラブリ
  4. 吉田義人
  5. ラブリ
エステート24ホールディングスのイベントに、多くの芸能人が出演していますが、現金支払いが行われていなければ出演料の債権回収ができない可能性があります。芸能人の出演は芸能事務所が仕事を選んでくるのであれば問題ないですが、国会議員が参加していれば問題は大きいですね。

エステート24ホールディングスは露出増加により売上高が増加したとしても、銀行借入で資金調達を行う必要があります。みずほ銀行の融資詐欺報道や社長の逮捕により、エステート24ホールディングスは不良債権先となっていますので、新規融資は受けれずに倒産する可能性が極めて高いですね。

エステート24ホールディングスをフジテレビとくダネが擁護する放送を行っていますが、十分な裏づけ調査を行わずに報道を行った可能性が高いです。エステート24ホールディングスの顧客や取引先が報道を信じていたとすれば、フジテレビが謝罪を行うのかも注目ですね。Any source

Friday, October 18, 2013

アルバイト倒産バカッターその後

アルバイトが会社を倒産させていますが、バカッターで話題になった会社ですね。バカッターその後を考えると、零細企業は閉店して倒産するリスクがあるということでしょうね。


(1)休業と資金繰り倒産

企業は資金繰り計画を、年度が始まる前から計画していますが、突発の事象が発生して休業することがあります。企業運営のためには信用が第一ですが、生産できなければ取引先に対して納期を守ることは事実上、不可能となり取引がなくなる可能性も高いですね。

家計の場合、カードローンやクレジットカードを活用することで、突発破綻を回避することができます。企業は融資金額が家計よりも多いので、休業などで資金繰りが圧迫されれば、急に対応できずに倒産するリスクがありますね。

(2)泰尚が破産

アルバイト倒産バカッターその後について、2013年10月18日の帝国データバンクが、アルバイトによる悪ふざけで営業停止となったそば屋が破産を報じているので見てみましょう。
  1. 有限会社 泰尚
  2. 資本金1000万円
  3. 東京都多摩市馬引沢2-3-23
  4. 代表 小川純子
  5. 10月9日に東京地裁から破産手続き開始決定
  6. 泰尚の負債総額は3300万円
アルバイトのバカッター画像が話題になっていますが、その後を見ると、バカッターに投稿された会社が倒産しています。アルバイトがバイト先を倒産させていますが、大学は多摩大学であることが話題になりました。

(3)アルバイトがtwitterで不衛生な画像投稿を繰り返す

アルバイトが飲食店で不衛生な行動をした画像を、twitterに投稿することが繰り返されており、アホな画像を投稿することでバカッターと呼ばれてきました。アルバイトによる大手飲食店や大手スーパーの閉店や清掃により、多大な損失が発生しており話題になりました。

餃子の王将では不祥事の発生した店舗を閉店しており、大手チェーン店でも従業員の不衛生な行動が話題になりましたが、ねずみの写真を投稿している画像も話題になりました。大手企業であれば閉店しても経営は持ちこたえられたようでしたが、零細企業では、アルバイトに倒産させられた会社がでていますね。

(4)泰尚の会社概要

  1. 1984年5月創業
  2. 1987年7月に法人改組
  3. 本社 永山店
  4. 町田市 鶴川店 中町店
  5. 2011年5月期売上高 約1億2000万円
  6. 2012年9月 創業者が死去 永山店のみの営業
泰尚の会社概要を見ると、複数店舗のそば屋を経営していたことが分かります。アルバイトがバカッターで話題になる前に、業績悪化が要因か不明ですが、リストラを進めていたようですね。

アルバイトが原因で泰尚は倒産していますが、大手企業と異なり零細企業は、清掃費用や新規出店のコスト捻出は困難ですので破産を選んだのでしょうね。

(5)バカッターの写真

  1. アルバイトがバカッター画像をtwitterに投稿
  2. アルバイトは多摩大学の学生
  3. アルバイトは洗浄機に足を突っ込む
アルバイトのバカッター画像を見ると、食器洗浄器に足を突っ込んでいることが分かります。泰尚の衛生問題やイメージを考えると、食器洗浄機だけでなく、全ての食器を変える必要性を考えたのでしょうね。

バカッターその後を考えると、営業再開のためには清掃などによる費用だけでなく、営業休止による機会費用が発生することになります。泰尚のような零細企業は借金返済のために、売上を原資として新たに融資を受ける自転車操業の所が少なくないですね。

飲食店は現金商売ですので、その日に顧客から現金を受け取ることができるのは大きなメリットであると言えます。アルバイトのバカッター画像をきっかけに、日々の現金収入がなくなれば、その後は破産するしか選択肢がなかったのでしょうね。

バカッターで倒産が発生していますが、経営者が保証人となっていれば自己破産の可能性があります、全額弁済できなければ、アルバイトに対して巨額の損害賠償訴訟もありそうですね。Any source

Wednesday, October 16, 2013

アビスパ福岡倒産危機の理由

アビスパ福岡が倒産危機となっていますので、理由について経営と財務状況について見てみましょう。アビスパ福岡は、資金繰りと債務超過による倒産危機で、J2から降格寸前の状況ですね。


(1)資金繰り倒産

黒字倒産という話を聞いたことのある方は多いと思いますが、利益は会計上の話ですので、多額の利益があっても手元の現金が不足すれば倒産することになります。赤字企業が倒産しないことを不思議に思う方がいると思いますが、手元に十分な現金があれば短期の赤字でもすぐに倒産することはないですね。

家計を考えると分かりやすいですが、月末に冠婚葬祭などの急な出費などで手元資金が不足したときに、カードローンやクレジットカードでやり繰りを行っている方は多いですね。個人がカードローンやクレジットカードなどを上手に活用して、資金繰り倒産を防いでいると言い換えることができると思います。

(2)Jリーグが2012年度サッカークラブの経営状況を開示

  1. J1平均営業収入 31億5200万円 前年よりも8%増加
  2. J2平均営業収入 9億3600万円 前年よりも8%減少
Jリーグが2012年度のサッカークラブ経営状況を、2013年7月12日に開示しているので、簡単に見てみましょう。アビスパ福岡はJ2に所属していますが、J2の収入は前年よりも大きく減少しており、J2に所属するクラブチームは経営が悪化していることが分かります。

J1に所属するような人気クラブと対戦すれば、J1で観客動員数が少ないクラブチームでも恩恵を得ることができます。J1の人気クラブチームであるガンバ大阪がJ2に降格したときに、アビスパ福岡など対戦チームの観客動員数が増加するなど恩恵がありました。

アビスパ福岡の来期以降を考えると、ガンバ大阪のようにJ1で優勝争いを行う人気クラブは、J2降格後にJ1復帰をすぐに決めていますので、アビスパ福岡の倒産危機は悪化する可能性もあります。

(3)Jリーグ2012年度の平均収入概要 J2が収入減少

Jリーグ広告料収入

  1. J1平均広告料収入 13億9800万円 前年よりも6%増加
  2. J2平均広告料収入 4億5100万円 前年よりも7%減少

Jリーグ入場料収入

  1. J1平均入場料収入 6億6300万円 前年よりも10%増加
  2. J2平均入場料収入 1億5400万円 前年よりも7%減少

Jリーグ配分金

  1. J1平均配分金 2億2700万円 前年よりも1%減少
  2. J2平均配分金 9400万円 前年よりも4%減少
Jリーグ2012年度の平均収入を見ると、J2は収入が減少していることが分かりますね。サッカーなどプロスポーツは、強豪チームほどマーケティングの価値が高まりますので、景気回復により収入が増加していることが分かります。

アビスパ福岡はJ2に所属していますが、J2の収入は大きく減少しており財務状態の悪化しているクラブチームは倒産危機になる可能性があると分かりますね。アビスパ福岡の2012年度経営収支と財務状況を簡単に見ると、倒産危機であることが分かりますね。

(4)アビスパ福岡の収支と業績

営業収益 854百万円

  1. 広告料収入 301
  2. 入場料収入 170
  3. Jリーグ配分金 95
  4. アカデミー関連収入 172
  5. その他収入 116

営業費用 1015百万円

  1. チーム人件費 411
  2. 試合関連経費 86
  3. トップチーム運営経費 155
  4. アカデミー運営経費 63
  5. 女子チーム運営経費 0
  6. 販売費および一般管理費 300

営業利益 -161百万円

  1. 利業外収益 14
  2. 営業外費用 10

経常利益 -157百万円

  1. 特別利益 0
  2. 特別損失 0

アビスパ福岡の当期純損益-158百万円

  1. 税引前当期利益 -157
  2. 法人税および住民税 1
  3. 当期純損失 -158
アビスパ福岡はJ2に所属しており、J2のクラブチームは収入が減少傾向にあることを先ほどまとめました。アビスパ福岡は収入が減少傾向ですが、大きな損失が発生しており倒産危機であることが分かります。

アビスパ福岡のようにプロスポーツの場合、サッカー選手がクラブチームの商品となるため年俸は高額になりやすいと言われています。アビスパ福岡の経営状況を見ると、チーム人件費が高額なように見えますが、選手やスタッフが移籍するリスクがありますので、引き下げるのは難しいのかもしれないですね。

(5)アビスパ福岡貸借対照表と資金繰り悪化

資産 415百万円

  1. 流動資産 141
  2. 固定資産 274

負債 355百万円

  1. 流動負債 283
  2. 固定負債 72

資本 60百万円

  1. 資本金 126
  2. 資本準備金等 196
  3. 利益剰余金 -262
アビスパ福岡の財務状況を見ると、流動負債の金額が流動資産を大幅に超過しているため、短期間に支払う必要のあるお金が増加しており資金繰りが悪化していることが分かります。アビスパ福岡の利益剰余金を見ると、赤字が蓄積しており、銀行からの長期借入も困難でしょうね。

アビスパ福岡は、資金繰り倒産寸前の財務状況ですが、サッカー選手への給料支払いなどに大きな影響がでているようですね。

(6)資金繰り倒産と債務超過の可能性

アビスパ福岡の資金繰り悪化

  1. 2013年5月 運転資金を数千万円借金していたが借換え先を見つけられず
  2. 2013年11月末 アビスパ福岡の資金繰りが悪化 運営資金約5000万円が不足
  3. 2013年11月30日までに5000万円の運転資金が準備できなければ倒産する可能性を示唆 
  4. 2013年12月 サッカー選手などの給料が支払えない

アビスパ福岡がクラブライセンス剥奪の可能性

  1. アビスパ福岡の経営陣は収入見通しが甘かった
  2. アビスパ福岡の収入目標9億6000万円 2014年度業績予想約5000万円不足の可能性
  3. Jリーグのクラブライセンス制度 2012年度から3期連続赤字でリーグ退会
  4. Jリーグのクラブライセンス制度 2014年度債務超過でリーグ退会
  5. アビスパ福岡の2014年度決算は1億円以上の赤字で2期連続赤字の見通し
アビスパ福岡は資金繰りの悪化と債務超過という二つの要因で、倒産危機となっていることが分かります。アビスパ福岡は運転資金を借りることに失敗しており、5000万円の借金返済で手元資金が減少していることが分かりますね。アビスパ福岡は資金繰り悪化により、給料を支払えなくなる可能性があるようですが、2013年5月に行った借金の返済期間が半年であれば、信用力が低下しいたことが分かります。

Jリーグに所属しているクラブは、クラブライセンス制度を遵守する必要がありますが、アビスパ福岡は経営悪化により退会の可能性がでています。アビスパ福岡の資本は6000万円ですので、1億円以上の赤字が発生すれば債務超過になりますので、アビスパ福岡は倒産危機により降格する可能性がありまので、地元の支援に期待したいですね。
Any source

Sunday, October 13, 2013

いつかはゆかし処分解約と投資詐欺か

いつかはゆかしを金融庁が処分しており、投資家の解約後に注目が集まっています。いつかはゆかしに対して投資詐欺の指摘がありますが、みずほや東京海上保険が出資しており、今後に注目ですね。


(1)投資詐欺と倒産

  1. 海江田万里 安愚楽牧場倒産と詐欺
  2. MRIインターナショナル投資詐欺と倒産の原因
  3. ITM証券倒産とAIJ
金融商品への投資詐欺は、投資家による自己責任で行われていますが、経済紙に芸能人が出演することで騙された方は多いようですね。投資詐欺の事例を見ると、リスクが低いけれども儲かるという趣旨の宣伝を行っているところが多いように思えます。

MRIインターナショナルやAIJの場合、為替手数料が合理的でなかったり、金融商品の成績が世界的に悪化しているときに儲かっていることは投資詐欺の可能性が高いことが分かります。

銀行の預金金利が低い中で、株や投資信託など金融商品により投資運用を模索している方は多いと思います。いつかはゆかしの事例を見ると、関係法令や手続き、金融当局が行う規制に限界があることが分かりますね。

(2)金融庁がアブラハム社に業務停止処分

  1. 無登録で投資ファンドの運用商品を販売 投資助言業者としての業務範囲を超える
  2. 誇大広告 関係のない金融商品と比較して、運用成績をよくみせた
  3. 特定顧客に利益提供 顧客の1人に約940万円の助言料を免除
  4. 金融庁が6ヶ月間の業務停止命令
  5. 金融商品の販売手数料が顧客からのアドバイス料よりも多い
アブラハムプライベートバンク社は、投資サービスいつかはゆかしを運営していましたが、金融庁から業務停止命令の処分を受けています。いつかはゆかしで販売していた投資ファンドは、アブラハム社が金融庁から受けていた許認可の範囲を超えるものであったようですね。

いつかはゆかしが金融庁から処分されていますが、金融商品販売業者と投資助言業者が同一になる場合のデメリットについて考えてみましょう。

(3)投資助言会社の利益相反

  1. 投資助言会社 顧客の利益を追求
  2. 金融商品販売会社 業者の利益を金融商品販売で追求
  3. いつかはゆかし投資助言残高 170億円
  4. いつかはゆかし顧客数 2792人以上
いつかはゆかしを金融庁が処分した理由について考えると、最大の理由は利益相反の問題ですね。金融商品販売会社は、販売した金融商品の一部を収益としますので利益を追求しますので、手数料収入の多い金融商品を販売することで利益が最大化されます。

投資助言会社は投資家の収益最大化が目的ですので、金融商品の手数料が高いものは投資運用にとって不利になる大きな要因になります。金融商品販売と投資助言は、お互いの利益は矛盾していることが分かりますね。

いつかはゆかしを運営しているアブラハムプライベートバンク社は、大手金融機関から出資を受けており、今後の動向に注目も集まっていますね。

(4)アブラハムプライベートバンク社に上場企業が出資

  1. ジャフコ
  2. みずほキャピタル
  3. 東京海上日動火災保険
アブラハムプライベートバンク社に出資している企業を見ると、日本を代表する大手金融機関関係の企業名があることがインターネット上で指摘されています。ジャフコやみずほキャピタルは、ベンチャーキャピタルですので証券市場に上場することを視野に入れていた可能性が高いですね。

みずほ銀行不正融資で頭取辞任の可能性についてまとめていますが、いつかはゆかしが社会問題化していることを考えると何らかの対応も迫られそうですね。アブラハム社に対する出資が回収できなければ、出資の経緯を含めて、上場企業として株主に何らかの説明を行うことが求められそうですね。

(5)MRIインターナショナルやAIJ投資詐欺との違い

いつかはゆかしが、投資助言業者として海外ファンドを紹介したと主張する可能性があると思いますので、解約の場合、元金の返金金額が気になるところです。金融庁の処分内容を見ると、アブラハム社は金融商品の運用会社から多額の販売手数料を受け取っており、投資詐欺という指摘への反論に注目ですね。

MRIインターナショナルやAIJが顧客資産を失って倒産したことを考えると、アブラハム社の事例は一見すると悪質でないように見えます。いつかはゆかし処分を、金融庁が早期に行ったことで投資詐欺の拡大を未然に防いだと思いますが、今後、新たな事実が明らかになっていくのか気になりますね。
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Saturday, October 12, 2013

ツインフィールズ倒産と会社更生法

ツインフィールズが倒産していますが、民事再生手続きを中止していることが特徴的です。ツインフィールズの債権者が民事再生に不満を抱いた結果、会社更生法を申請して倒産しています。

(1)ゴルフ場の倒産と預託金

ゴルフは、ゴルフ会員権と呼ばれる預託金を販売することで、ゴルフ場の建設や運営に必要な大量の資金を回収していました。ゴルフ会員権は売買されており、バブル経済など好況のときには値段が高騰していました。

ゴルフ場はバブル崩壊で大量に倒産していますが、外資系企業がゴルフ場の買収を繰り返して、ゴルフ場運営の会社を上場させています。ゴルフ場は倒産することで預託金や銀行借入などの債務が激減しますので、財務体質が改善したゴルフ場は再生している事例も多いですね。

(2)ツインフィールズの民事再生と会社更生法の申請

ツインフィールズ倒産と会社更生法について、2013年10月10日の帝国データバンクが、ゴルフ場経営のツインフィールズ、更生手続き開始決定受けるを報じているので見てみましょう。
3月29日に債権者より会社更生法の適用を申し立てられていたツインフィールズ(株)(TDB企業コード380152921、資本金8000万円、石川県金沢市片町1-1-30、代表関沢好洋氏)は、10月10日に大阪地裁より更生手続き開始決定を受けた。
ツインフィールズは民事再生により倒産していますが、民事再生手続きよりゴルフ場の再生を目指していました。ツインフィールズの債権者は民事再生手続きに不満を抱いており、民事再生手続を中止して会社更生法の適用を申請していますね。

会社が民事再生法を申請したとしても、債権者の協力は不可欠ですので、経営者の責任追及などに不満があれば破産手続きに移行する事例もあります。ツインフィールズの会社概要と、倒産に至る経緯について簡単に見てみましょう。

(3)ツインフィールズの会社概要

  1. 1989年3月に設立 不動産賃貸業者が中心で地元金融機関などが出資
  2. ツインフィールズの会員は当初、法人・個人を合わせて約2800人
  3. 1992年10月 小松市里川町でゴルフコース36ホール ゴールドコースとダイヤモンドコース
  4. 1996年3月期売上高 約19億円
  5. 1999年5月 日本プロゴルフ選手権を開催
  6. コース設計 竹村秀夫
  7. コース監修 石井富士夫
  8. 名誉理事に首相経験の地元代議士や政治や財界の大物
ツインフィールズの会社概要を見ると、地元金融機関がゴルフ場に出資しているのは興味深いですね。ツインフィールズは1989年に設立されていますが、バブル最盛期に金融機関が出資と融資の両面で利益の確保を目的としていた可能性があります。

ツインフィールズの名誉理事に首相経験の地元代議士がいたようですが、石川県選出の総理大臣は森喜朗首相である可能性が高いですね。ツインフィールズは、他のゴルフ場と同様に預託金の返還が困難になり経営が悪化しています。

(4)売上高減少と預託金返還訴訟

  1. 1996年3月期売上高 約19億円
  2. 2001年3月期売上高 約12億5500万円
  3. 2012年3月期売上高 約4億7800万円
  4. 預託金返還請求が相次ぐ
  5. ゴルフ会員権の分割や償還据え置き提案するが合意を得られず
  6. 2002年6月 吉村外茂勝社長と妻の美代子氏が死去
ツインフィールズの経営は順調なように見えましたが、バブル崩壊により来場者数が減少しており業績が悪化していることが分かります。ツインフィールズの売上はピークから激減しており、経営再建の見込みは低いと言えそうですね。

ツインフィールズは預託金返還請求が相次いだものの、債権者からの合意が得られず問題は未解決のままでした。ツインフィールズの吉村社長夫妻が亡くなったことで、問題は一時的に落ち着いたようですが、業績悪化が深刻化していたことが分かります。

(5)債権者からの返済請求

  1. 預託金返還訴訟に敗訴
  2. 2012年8月27日 民事再生法の適用を申請
  3. 2013年5月27日 民事再生手続きの中止命令
  4. ツインフィールズ新生の会が経営陣に反対
  5. ツインフィールズ新生の会が会社更生法の適用を申請
  6. ツインフィールズの負債 約189億6900万円 2012年8月20日時点
  7. 2013年3月29日 債権者が会社更生法の申請
  8. 2013年10月10日 大阪地裁が更生手続き開始決定
ツインフィールズのようにゴルフ会員権の発行により、ゴルフ場建設資金を捻出している運営会社は多いですね。ゴルフ会員権は預託金ですので、銀行融資などと同様に資金を債権者に返済する義務があります。

ツインフィールズは民事再生手続きを進めていましたが、債権者は民事再生手続きに反対する権利がありますので、それを行使した形ですね。ゴルフ場は経営悪化により倒産が相次いでいますので、民事再生手に反対する債権者が、会社更生法の申請や破産申し立てで経営者の責任を追及する事例が増加しそうですね。Any source

Friday, October 11, 2013

三瀧商事倒産とイオン偽装米

三瀧商事はイオン偽装米で話題になりましたが、偽装発覚により計画倒産を行っています。三瀧商事は、偽装米で得た利益で株主に対して配当を行うことになるのか気になりますね。


(1)イオン子会社の粉飾決算と上場企業の不祥事

上場企業は日本を代表する大企業であり、株式公開を行うことで非上場企業と異なり、一般投資家に対して企業経営を説明する責任が重くなります。上場企業の中でも企業規模が大きくなると、不正の金額が大きくなる上に、経営者が末端の不正を未然防止するのは難しくなります。

企業の不祥事はブランドイメージに打撃が大きいので、経営者にとって経営課題の一つとされています。上場企業であっても、社長が関与しているとスキャンダルの場合、辞任や外部からの社長登用が一つの焦点になりますね。

イオンは日本を代表する小売企業ですし、食品を取り扱っているため不祥事の規模は非常に大きくなります。イオンの取引先が産地偽装を行っており、イオンは被害者の立場になりますが、消費者に対して責任を負う立場になりますね。

(2)三瀧商事(みたきしょうじ)が会社解散で倒産

  1. 米の産地偽装
  2. 三瀧商事が過去最大規模
  3. 2013年10月10日付 臨時会部主総会で会社解散 清算決議
  4. 2013年11月5日まで 農林水産省がJAS法に基づく改善計画の提出を求める
三瀧商事が販売したコメが、日本最大の小売店であるイオングループで販売されていましたので、社会的な関心を集めたと思います。イオングループを通じて、偽装米が大量に販売されており、過去最大規模の産地偽装となっています。

三瀧商事に対して農林水産省が改善計画の提出を求めていましたが、会社が倒産してしまえば、事件の経緯報告も含めて何の意味も持たなくなりましたね。

(3)三瀧商事の計画倒産

  1. 三瀧商事の販売先と仕入先 取引先からの信用を失い事業継続が困難
  2. 三瀧商事に対して費用請求 イオンから巨額の損害賠償請求の可能性がある
  3. 三瀧商事が偽装米で得た不正利益の配当 会社解散により財産分配
三瀧商事のように不誠実な企業は、取引先からの信頼を失いますので事業継続が困難になります。三瀧商事は計画倒産を行っていますが、産地偽装の発覚後に素早く倒産させることで会社の損失を極小化させたようですね。

倒産の中には手元の資金繰りが困難になったことや、銀行や債権者への借金返済や支払いに行き詰まって倒産することがあります。三瀧商事は会社の先行きが見えないことや、損害賠償請求に先んじて倒産させることで、債権者への支払いや株主への財産分配を優先させた可能性があります。

(4)三瀧商事の偽装米とイオンへの販売ルート

  1. 三瀧商事 米の納入業者
  2. フジパングループ 弁当やおにぎりに加工
  3. イオングループ 674店舗で販売
三瀧商事は2005年から偽装米の不正を行っており、お金儲けのために倫理のない企業であったことが分かります。三瀧商事を農林水産省が立ち入り調査した結果、愛知、岐阜、三重、滋賀、大阪の67業者に偽装したコメを販売していますが、業者名は発表されていません。

三瀧商事と子会社は、2010年から2013年に約1億2400万円の利益を少なくとも得ており、会社清算を行うことで不正な利益を株主に分配した可能性がありますね。イオンは三瀧商事の被害者であると言えますが消費者に対して、返金や調達した商品の安全性確認をどのように行っていたのか説明に注目ですね。Any source

Friday, October 4, 2013

ピエリ守山 閉店倒産と再生

ピエリ守山はテナント数が減少しており閉店の可能性が噂されていました。ピエリ守山の親会社は倒産していますが、リニューアルオープンを行うようですので今後の動向に注目ですね。


(1)倒産と民事再生

企業が倒産するときに、破産と民事再生がよくあるパターンです。破産は事業の継続を断念して、企業の資産を売却して債権者に配当を行います。民事再生はスポンサーを探して企業再建を目指す方法であり、事業継続を検討していることが分かります。

企業の資産に有力なものがあれば、インデックスのように民事再生申請後に入札を行って、買収先の企業が最終的に決まります。民事再生申請後に、経営再建の見込みが立たなければ、破産に切り替えることも多いですね。

(2)ピエリ守山の施設概要

  1. 大阪市の不動産会社が運営会社
  2. ピエリ守山敷地 約13万3000平方メートル
  3. ピエリ守山建物 鉄骨2階建て延べ7万5000平方メートル
  4. ピエリ守山駐車場 約3000台分の駐車場
  5. ピエリ守山入居店舗 約180店舗
  6. 2008年9月 ピエリ守山がオープン
ピエリ守山が閉店倒産の危機にいて、2013年10月2日毎日新聞が報じているので見てみましょう。ピエリ守山の施設概要は上記の通りで、ショッピングモールですので、広い敷地と駐車場があると分かりますね。ショッピングモール業界は、大手の上場企業でイオンモールと三井不動産などが業績と施設数を増加させており、ショッピングモール同士の競争が激化しています。

イオンモールは、日本最大規模の小売店であるイオン系列ですので、スーパーなどを誘致する力があり、三井不動産は財閥系企業として信用力の高い企業です。イオンモールと三井不動産は、REITを活用していますので、不動産をREITに売却して証券市場から資金調達を行うことで、高い収益力と財務の健全性を保っていますね。

(3)ピエリ守山周辺にショッピングモールが増加

  1. 滋賀県内に大型商業施設が増加
  2. 入場客数の減少により店舗数も減少
  3. 2012年1月 運営会社に売却
  4. 大型ホームセンターやスーパーなど出店検討があったが合意に失敗
ピエリ守山の周辺を見ると、ショッピングモールの増加が分かります。ピエリ守山は、対岸から渡るのに琵琶湖大橋を用いると利用料金は有料ですので、対岸にショッピングモールが完成すると客足は遠のくことになりますね。

琵琶湖南岸を見ると主要道路沿いにショッピングモールが完成しており、琵琶湖に近く幹線道路から離れているピエリ守山は立地条件の悪いことが分かりますね。

(4)ピエリ守山の今後

  1. 2013年8月 三重県四日市市の運営会社が別会社と売却契約を締結
  2. ピエリ守山はアンビエントガーデン守山に売却
  3. 東京都千代田区の経営コンサルタント会社と大阪市の不動産会社の合同会社
  4. 2014末から2015年初頭 リニューアルオープンの予定
  5. ピエリ守山の建物は残す
  6. 100~200店舗が入居する商業施設として経営再生
ピエリ守山を保有していた大和システムが、2010年10月1日に民事再生を申請して倒産しています。民事再生は債権者への配当極大化を目指しますので、テナントの撤退費用などを勘案して、当面は営業継続を決めていたようですね。

ピエリ守山はその後、衰退の一途をたどっており、大和システムの民事再生申請時の100店舗から現在は10店舗に満たない店舗数となっています。ピエリ守山はインターネットで話題になっていますので知名度が上昇しており、リニューアルオープンしたときに注目を集めそうですね。

ピエリ守山を管理人が2013年9月に訪問したときは、空室が多かったものの図面を広げている方が多く、リニューアルに向けて準備を行っていたのでしょう。ピエリ守山からは、琵琶湖の湖畔で綺麗な景色が見えますので、新装開店後に観光名目で訪問するのはいかがでしょうか。
Any source

Tuesday, October 1, 2013

七つの会議ネタバレ結末と倒産

七つの会議は池井戸純さんの作品ですが、ネタバレを含んだ結末を見てみましょう。東京建電は、不祥事のリークにより倒産していますが、企業の自浄作用が働きにくい背景が描かれています。


(1)銀行の不祥事とメーカーの不祥事

銀行の不祥事が報道されており、公共性の高いサービスを提供している企業の場合、社会的な反響が大きいことが分かると思います。メーカーの製品は公共性が高くないように思えますが、世界シェアの高い製品や部品を持つ企業は、特定の銀行よりも公共性が高いと言えるのではないでしょうか。
  1. 銀行の不祥事 ケガなどは発生しない
  2. メーカーの不祥事 重大な事故やケガに繋がる
銀行は内部管理体制が整備されている企業ですが、不祥事が時々発生しています。メーカーの場合、上場企業であっても内部管理体制が整っていない企業が多く、特に安全性に関する問題が発生したときは、三菱自動車のように企業の存続に影響する可能性があると言えます。

(2)七つの会議の会社概要と中小企業

  1. 東京建電 ソニックの子会社 歴代社長はソニックの天下り
  2. ねじ六 ネジ製造の中小企業で赤字 明治40年創業で従業員数20名
  3. トーメイテック ネジ製造の中小企業で黒字 創業9年目で急成長中
  4. ソニック 総合電機メーカー 大阪本社と東京本社がある
七つの会議あらすじ倒産危機で、登場する会社の概要についてまとめていますが、上記のようになります。東京建電は、総合電機メーカーであるソニックの子会社であり、宮野社長が始めてプロパーの社長として就任しています。

東京建電で不正が行われた背景を考えると、親会社ソニックに対するプライドとして実力のあることを業績として示すことを求められたことですね。七つの会議では、ねじ六は真面目にものづくりを行うが赤字で倒産危機、トーメイテックは不正を行い黒字で急成長していることが対称的に描かれています。

(3)東京建電 不正の隠蔽と黒幕

  1. 原島万二 営業第二課長から営業第一課長 ねじ六との取引再開
  2. 坂戸宣彦 営業第一課長から人事部付け トーメイテック不正調達の発覚で左遷
  3. 八角民夫 営業第一課の係長で出世コースを外れる 不正を見破る
  4. 新田雄介 経理課から大阪に出向 社内不倫と不正調査で左遷
  5. 佐野健一郎 カスタマー室長 不正を暴くも北川部長に口止めされる
  6. 北川誠 営業部長 不正を隠蔽 過去に不正を行ったことも
  7. 稲葉要 製造部長 不正を隠蔽 北川部長と不正隠蔽で結託 
  8. 宮野和広 社長 トーメイテックからの不正調達を画策 発覚後に社内で隠蔽
  9. 村西京助 副社長 ソニック元役員で不正隠蔽を聞き事態打開に動く
七つの会議登場人物で、東京建電の代表的な登場人物が上記になります。七つの会議の原作を読むと非常に面白く描かれていますので、詳細は原作をご参照下さい。

東京建電で坂戸課長は、若手で抜群の業績をあげており最年少課長として、花形の営業第一課長として社内の信頼を集めています。坂戸課長は東京建電で抜群の業績をあげていましたが、ある時、八角係長に対するパワハラとして人事部付けに左遷されることになります。

原島課長は坂戸課長の後任として、営業第一課長就任後にトーメイテックからねじ六に取引先の変更を行います。経理課の新田がコストアップの要因について、嫉妬をモチベーションに調査を行いますが、社内不倫を材料に左遷されることになります。

(4)子会社と親会社の隠蔽と内部告発

  1. 八角の告発に対して子会社は隠蔽決定
  2. 宮野社長が欠陥製品の闇改修を進める決断
  3. 東京建電で真相を暴こうとして人間は左遷
  4. 村西副社長が告発を見て親会社のソニックが事態を把握
  5. ソニックの調査結果 損害賠償の概算1800億円 東京建電の年間利益予想25億円
  6. ソニックは隠蔽を決断 闇改修に協力して3分の1の改修を終える
  7. 八角が新聞に匿名の告発
七つの会議では、坂戸の左遷と原島の栄転は、ねじの不正が八角の告発により明らかになったことが理由でした。七つの会議は子会社と親会社の両方で、社長が不正を隠蔽することを決断しています。

八角は過去に同様の不正を梨田常務と稲葉部長が行っていたときに黙認していましたが、今回は会社の企業文化をかえるために不正の告発を行い新聞に匿名で掲載されることになります。

(5)七つの会議の結末

  1. 不正発覚で多額のリコール費用
  2. 東京建電は事実上の倒産で会社分割
  3. 梨田常務(ソニック)と稲葉部長(製造部長)が過去の責任も問われて出向
  4. 宮野社長とトーメイテックが結託していた
  5. 宮野社長は特別背任で告発
  6. トーメイテックは破産 江木社長は自己破産
東京建電は不正発覚により、東京建電製造の座席を採用している航空機や鉄道車両が一斉に運行停止となり社会的に大きな影響を与えています。東京建電は取引の信用を失い、事業存続のために会社の分割を行っています。

七つの会議では、東京建電の宮野社長が強度偽装をトーメイテックに提案しており、発覚後は隠蔽を指示しています。宮野社長が、営業部員のノルマ達成が困難な状況を見て、トーメイテックが坂戸課長に提案するように仕向けていたことが明らかになっています。

カネボウ白斑商品 自主回収失敗の理由と倒産危機を見ると、七つの会議とカネボウの事例を重ね合わせてしまいますね。七つの会議で東京建電は、利益を優先する会社としてなっていますが、不正や不祥事隠蔽の背景を考えると、企業の体質は変わりにくいことが分かりますね。
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七つの会議あらすじ倒産危機

七つの会議あらすじは不祥事の裏側を描いており、半沢直樹シリーズの池井戸純さんが原作者です。七つの会議は組織文化や不正の温床を、細かい模写で描いている点が面白いですね。


(1)池井戸純 半沢直樹の原作

池井戸純さんは、半沢直樹ドラマで有名となりましたが半沢直樹シリーズは三部まで書籍化されています。池井戸純さんは、銀翼のイカロスをダイヤモンドで連載しており、ドラマをきっかけに半沢直樹シリーズへの注目が高まっているようですね。

半沢直樹シリーズ以外にも、池井戸純さんの作品でドラマ化された作品として、七つの会議が2013年7月13日にNHKで放送されていました。カネボウの美白化粧品回収が話題となりましたが、白斑まだら症状報告後の自主回収判断が遅れており、七つの会議放送時期に近かったため話題になりましたね。

(2)登場する企業

  1. 東京建電 ソニックの子会社 歴代社長はソニックの天下り
  2. ねじ六 ネジ製造の中小企業で赤字 明治40年創業で従業員数20名
  3. トーメイテック ネジ製造の中小企業で黒字 創業9年目で急成長中
  4. ソニック 総合電機メーカー 大阪本社と東京本社がある
七つの会議に登場する企業は、主に上記の4社になります。七つの会議の舞台は、東京建電という会社で住宅設備関連の電器商品と大手企業を取引先とする産業用機器を取り扱っています。

半沢直樹の実家は、半沢ネジという中小企業を経営しており、池井戸純さんはネジ製造の中小企業が七つの会議でも登場していますね。七つの会議に登場するネジメーカーを見ると、ねじ六は、ものづくりの品質にこだわりがあるものの赤字で倒産危機のなか、取引先の東京建電からコストカットを理由に取引を打ち切られます

ねじ六との価格競争により、トーメイテックは取引を獲得していますが、割安な価格なものの3期連続黒字で業績は好調なように見えます。七つの会議では、ネジ産業の特徴が重要になりますので、簡単に見てみましょう。

(3)ねじの特徴

ねじの用途や価格

  1. ねじの意義 産業の塩と呼ばれ多彩な製品に数多く使われている
  2. ねじの価格 1本の価格は安く薄利多売
  3. ねじの特徴 使用用途によっては高い強度が求められる
七つの会議では、ねじが重要になりますので簡単に見てみましょう。ねじ産業の特徴は、薄利多売であるものの多様な製品に用いられており、製品を接合しますので強度が求められることです。

身の回りの製品だけでなく、公共交通機関などでも多くが持ちられているものの、製品の特性上、単価は安く価格競争が常に行われている製品ですね。

ねじの強度

  • 引っ張り
  • せん断
  • ねじれ
  • はく離
  • 衝撃
ねじの替わりに接着剤を用いることもありますが、製品の強度を確認するために行われる試験のうち、代表的なものが上記になります。ねじを用いるとしても、航空機や鉄道と折りたたみ椅子では、求められる強度や品質が根本的に異なりますね。

製品は上記のような力を加えて、製品の安全を確認するために破壊テストを行って、製品の安全性を保障しています。七つの会議では、東京建電のねじに対する考え方が、会社の存続を左右することになります。

(4)製造業の原価削減と倒産

  1. 元請企業の業績悪化
  2. 下請企業の弱い立場
  3. 中小企業の倒産
七つの会議は元請企業と子会社の関係を描いていますが、元請企業の利益のために下請企業が犠牲となっていることが分かります。日本の中小企業は、東京の大田区や大阪の東大阪など、特定の地域に集積していることは以前から指摘されてきました。

大手電機メーカーが中国企業などに生産委託するときに、中小企業の図面やノウハウを盗んだりコストカットを過剰に要求して倒産させたことは有名な話ですね。七つの会議では、元請企業と下請企業の立場関係と悲壮さを描いている場面があります。

(5)七つの会議と企業組織

  1. 大手企業の傲慢な社員
  2. 組織文化と隠蔽の繰り返し
  3. 子会社に対する企業統治の重要性
  4. 過剰なコストカットの要求に対する警鐘
七つの会議は、企業組織が抱える問題点をいくつか描いていますね。大手企業は社員や取引先に、コストカットを求め続けていますが価格と品質の両立には限界があります。七つの会議では、実績を求めて社員が不正を行うことが描かれていますが、過去と同様の不正方法が行われているのも特徴的ですね。

七つの会議ネタバレ結末と倒産についてまとめましたが、業績向上や保身のために不正や不祥事の隠蔽が行われることは小説以外でもあると思います。企業は内部管理体制の整備により、不正を素早く是正しなければ、企業のブランド失墜や倒産に繋がると言えますね。

大手企業は、多数のグループ企業を抱えており、子会社の企業統治に失敗すると連結決算で大幅な赤字を計上する必要があります。七つの会議は、企業に共通する内部管理体制の充実の重要性や不正を隠蔽していく上司の決断をリアルに描いた作品ですね。
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アイフル倒産と審査

アイフルは倒産危機となっており、外資系債権者から破産申し立ての可能性が示唆されています。アイフルは私的整理で金融機関と合意しているため、銀行の新規融資は審査が厳しいですね。

(1)消費者金融の倒産と資金繰り

家計は、ライフステージによる支出と想定外の支出がありますので、お金がない場合でも乗り越える必要があります。ライフステージによる支出は、結婚や出産、子供の進学や自宅の購入などが代表的なものとしてありますね。

想定外の支出は冠婚葬祭や知人の誕生日など、個人によって異なると思いますが、給料日前で手元資金がないことはありますよね。親戚や知人から借金をすると、金銭トラブルや心配をかける可能性がありますので、一時的な資金調達を行い乗り切る必要があります。

カードローンは、メガバンクがアコムなどの消費者金融と提携して、積極的に融資を行う方針を示しています。大手銀行と提携した消費者金融に対して、独立系の武富士は資金調達ができず倒産していますね。アイフルも銀行傘下に入らず資金繰りが悪化していることを、2013年10月5日のダイヤモンドが報じているので見てみましょう。

(2)アイフルの事業再生ADRと銀行融資

  1. 消費者金融の過払い金返還の増加
  2. 2009年9月 アイフルが事業再生ADR申請 債務整理による経営再建
  3. 2009年12月 アイフルの事業再生ADRが金融機関と成立
  4. 2014年7月10日 債務弁済の期限
  5. 金融機関64社の借入金2721億円 分割返済と返済猶予
  6. 借入金2721億円 760億円は分割返済
  7. 借入金2721億円 1961億円は返済猶予 2010年3月末時点
消費者金融は過払い金返還の増加により、銀行傘下に入る消費者金融や計画倒産したと思われる消費者金融がありました。アイフルは銀行傘下に入らず、独立系の消費者金融として存続するために債務整理を行っていますね。

大手銀行と提携している消費者金融は、低い金利で多額の借金が可能ですので資金繰り倒産する可能性は極めて低いです。アイフルは金融機関からの借金返済のために、資金繰り対策で倒産危機を回避する必要があります。

アイフルは債務の返済猶予を受けていますので、独立系の消費者金融を維持しながら、大手銀行からの追加融資を受けるのは非常に困難です。アイフルの借金を見ると、債務整理後に借金の残高は減少していることが分かります。

(3)アイフル銀行借入の減少

  1. 2013年6月末返済実績 936億円を返済しており計画以上のペースで借金返済
  2. 2013年6月末借入残高 アイフルの借金は1785億円
  3. 2014年6月末借入残高 アイフルの借金は1620億円の予定
アイフルは倒産を回避するために事業再生ADRを行いましたが、借入残高は順調に減少しています。アイフルの借入返済は、2013年6月末時点で760億円の返済金額を超えていますので、借金返済は順調であることが分かります。アイフル借金残高は、2014年6月末が返済予定金額が大幅に上回っているため、金融機関と約束した金額よりも借金残高は少なくなっています。

審査のゆるいカードローン比較通過と破綻を考えると、銀行系列の消費者金融は資金繰りで安定感があると言えます。アイフル以外の消費者金融について見てみると、カードローンのサービスとして、融資返済を短期で行えば融資金利を免除する金融サービスも行っているようですね。

(4)アイフルのリストラ 2006年3月期と2013年3月期の比較

  1. 店舗数2722店 651店
  2. 地代家賃等213億円 24億円
  3. 社員数10237人 2057人
  4. 人件費582億円 136億円
  5. 支払手数料284億円 97億円
  6. 広告宣伝費280億円 38億円
  7. 営業費用合計4244億円 849億円
アイフルのリストラを見ると営業費用が大幅に減少しており、多額の債務返済が進んだ理由であるあることが分かります。アイフルだけでなく倒産危機の企業はリストラを行いますが、アイフルは保有していた投資有価証券や不動産などの資産も売却を進めています。

アイフルの有利子負債は2009年3月末1兆0182億円でしたが、2013年3月末は3083億円に大幅減少しています。アイフルはリストラに成功しているように見えますが、企業規模が縮小しているうえに、収益を増加させる環境は引き続き厳しいようですね。

(5)外資系債権者の増加と倒産リスク

  1. 2013年3月期 新規契約数の増加87513件 前年比42%の消費者金融新規契約の増加
  2. 過払い金返還 月間6000から7000件で消費者金融各社はこの2年間横ばい
  3. 外資系債権者の増加 2009年12月末2.4% 2013年6月末29.8%
  4. 外資系債権者がアイフルを倒産させて短期回収を行う可能性
アイフルはテレビCM効果により新規契約数が大幅に増加しており、営業貸付残高の減少が緩やかになっており収入は予定よりも順調になっているようです。アイフルは過払い金返還が想定より減っていないため、資金繰りの倒産危機は依然として継続しているようですね。

アイフル倒産リスクを考えると、ヘッジファンドの外資系の債権者が増加しており、債権者が倒産申し立てを行うリスクが高まっている点に注意する必要があります。アイフルの倒産リスクが高まれば、金融機関が融資を審査する際にリスクとして考慮する可能性はありますね。

(6)アイフルが倒産しない方法

  • 金融機関に残りの債務を全額返済
  • 金融機関からの借金を銀行で借り替え
  • アイフルの借金を肩代わりするスポンサーを探す
アイフルは倒産危機を債務整理によりしのいでいましたが、2014年7月10日までに債務の全額返済・借金の借換か債務の肩代わりを行うスポンサーを探さなければなりません。アイフルは2014年7月10日までに、資金繰り倒産を防ぐために対策を行う必要があります。

武富士 倒産と過払い金訴訟をまとめましたが、武富士を買収したのはJトラストですね。アイフルが倒産危機の中で消費者金融のブランド力を獲得するために、Jトラストがアイフル買収を行うのかが注目ですね。アイフルは倒産危機の経営が続いてますが、消費者金融の有力ブランドとして買収に乗り出す企業が現れるのか注目ですね。
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Thursday, September 26, 2013

レモール倒産と民事再生

レモールが民事再生で倒産しています。レモールは買収による規模拡大で、急速に売上高が増加していましたが、為替デリバティブ取引の失敗などにより倒産しています。


(1)為替デリバティブの失敗で倒産

企業が海外子会社の現地法人や商品の輸入取引を行うときに、ドル建の取引を行うことは多いですね。日本は変動相場制で為替レートが変動しますので、為替変動リスクを減らすために、為替デリバティブ契約を締結することがあります。
  1. 輸入取引 為替レート円安ドル高のリスクがある
  2. 輸出取引 為替レート円高ドル安のリスクがある 
ドル建ての取引の場合、輸入取引と輸出取引で上記のようなリスクがあります。為替リスクを軽減する方法として為替予約もありますが、長期の為替リスクヘッジを目的として為替デリバティブ契約を締結する企業も多いでね。

為替デリバティブ契約は、個別企業ごとのオーダーメイドで金融機関と契約することになります。金融機関は多額の手数料を得ますが、取引先は契約内容を見極めなければ為替相場の変動で倒産に直結する損失を計上することも多いですね。

(2)レモールはナース用品で全国シェア70%

レモール倒産と民事再生について、2013年9月24日の帝国データバンクが、通信販売のレモールが負債154億円で民事再生を報じているので見てみましょう。
  1. 1991年3月設立
  2. 1996年4月 パンスト・ナースシューズ等の通信販売を目的
  3. 看護用品、マタニティー用品、ベビー用品の通信販売が中心
  4. ベビー衣料の小売も行う
  5. 通信販売業者だけでなく販売業者の買収を繰り返す
  6. ナース用品で全国シェアの約70%
レモールは1991年に設立後、休眠期間を挟んで看護用品などの販売を行い、ナース用品で全国シェアの約70%と高いシェアがあったようですね。レモールはM&Aを繰り返して企業規模を急速に拡大していることが売上高推移を見ると分かります。

企業の売上高が拡大するのは重要ですが売上高が急激に増加すると、取引先との販売条件に変更がなければ、売上高が急速に悪化するときがあります。

(3)レモール売上高推移

  • 1998年売上高 約38.5億円
  • 1999年売上高 約43.7億円
  • 2000年売上高 約56.0億円
  • 2001年売上高 約80.8億円
  • 2002年売上高 約106.9億円
  • 2003年売上高 約140.3億円
  • 2004年売上高 約165.0億円
  • 2005年売上高 約192.0億円
  • 2006年売上高 約211.0億円
  • 2007年売上高 約225.0億円
  • 2010年度 2011年3月期売上高 約256億6000万円 当期損失 約5億5200万円
  • 2011年度 2012年3月期売上高 約219億3300万円 当期損失 約27億6000万円
  • 2012年度 2013年3月期売上高 約200億1000万円 当期損失 約26億5000万円
  • 2012年度 2013年3月期 53億円の債務超過
レモールの売上高推移を企業ホームページから引用して付加すると、売上高が急激に拡大していることが分かります。売上高が急速に拡大すると新たな運転資金を準備する必要がありますので、手元資金が逼迫する可能性がでてきます。

レモールは企業買収を繰り返していますが、銀行融資を買収資金とすれば、買収資金と運転資金の増加で銀行などからの借金が急速に増加するリスクもあります。レモールが買収先の負債を引き継いだのか不明ですが、企業買収を繰り返す中で財務リスクが急速に拡大した可能性がありますね。

フーセンウサギ倒産と破産に至るまでに、創業家が株式を売却してファンドが企業再生を行っていることが分かります。フーセンウサギの倒産を見ると、オーナー一族による経営が悪いと言うよりも、アパレル業界の中で業績好調で拡大している企業がある一方で、老舗でも倒産が増加しつつあると言えそうですね。

(4)レモールの粉飾決算とデリバティブ損失

  1. 在庫と借入金残高の計上不備
  2. 円高ドル安で輸入デリバティブ取引で多額の損失発生
  3. 3期連続赤字で債務超過に転落
  4. リスケにによる返済の延長や中小企業円滑化法の活用
レモールは在庫の計上や借入金残高で不備が指摘されており、粉飾決算を行っていたようですね。レモールのように買収を繰り返すと、グループ間取引が複雑になりますので、会計の透明性が低下するリスクがあります。

レモールは、上海支社や中国工場の寧波来茂尓制衣有限公司があり、中国で生産を行っていますので為替の輸入デリバティブでリスクヘッジを行っていたようですね。レモールは為替レートの円高ドル安局面で多額の損失が発生しており、契約期間が長かったり特定の価格になると取引金が増えるなどリスクの高い契約を締結していた可能性があります。

レモールは業績の悪化により多額の債務超過となっており、倒産寸前であったことが分かります。レモールは2013年8月にアンファミエを新設会社としてに設立しましたが、ベルーナに61億円で売却しましたが、9月末の決済難が民事再生を申請する要因となったようですね。
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Friday, September 20, 2013

牛丼太郎 深澤倒産の理由

牛丼太郎で有名な深澤が倒産していますが、破産手続きを行っています。牛丼太郎は、ほとんど閉店していますが店名を変更して細々と営業を続けていたようですね。


(1)有名企業の倒産と生活の変化

生活に馴染みのあった物を生産する企業であっても、時代の変化とともに生活必需品が変わっています。儲かっていた製品や仕組みは、時代が変化すると企業も倒産していることが分かりますね。

若者にお金がないことが指摘されていますが、大学生の奨学金を見ると受給者数が増加を続けています。奨学金が返済できないため自己破産している学生もいますが、資金繰りに余力のないときの外食で安いお店にお世話になっている方は多いのではないでしょうか。

(2)深澤が破産手続き開始

牛丼太郎、深澤倒産の理由について、2013年9月20日の帝国データバンクが、「牛丼太郎」を展開していた深澤が倒産を報じているので見てみましょう。
(株)深澤(TDB企業コード:983309421、資本金1億円、埼玉県和光市白子1-6-10、代表深澤五郎氏)は、9月6日にさいたま地裁より破産手続き開始決定を受けていたことがこのほど判明した。
深澤が破産手続き開始決定により、倒産しています。深澤が民事再生ではなく破産を選んだ理由について考えてみると、リストラにより店舗閉店で財務再建を進めており、企業存続が厳しくなっていたことが分かります。

牛丼チェーン店は価格競争が激しいですが、すき家や吉野家などが店舗数の拡大で調達コストの削減を進めており、牛丼太郎はより低価格で提供していたものの競争に敗れて倒産しています。

(3)深澤の会社概要

  1. 1983年7月設立
  2. 牛丼太郎の店舗名で牛丼屋をチェーン展開
  3. 東京都内など約10店舗をピーク時に運営
  4. 1999年12月期 売上高約5億6000万円
  5. BSE問題で売上減少
  6. デフレにより大手企業と安値競争
深澤は牛丼屋をチェーン展開しており、安い価格の牛丼や定食で一定の支持を得ていたことが分かります。深澤は牛丼を販売していますので、BSE問題により牛肉のイメージ悪化で主力の牛丼販売に影響がでたようですね。

牛丼屋の大手企業は、すき屋や吉野家ですが1000店舗以上を展開していますので、規模が違いすぎますので価格競争になると厳しい経営になりますね。

(4)深澤のリストラと債務整理

  1. 1999年12月期売上高 約5億6000万円
  2. 2008年12月期売上高 約1億6500万円
  3. 2012年末 事実上営業を停止して債務整理
  4. 深澤の負債は約2億2000万円
深澤は牛丼太郎の売上低迷により、売上高が激減しています。深澤はリストラにより合理化を進めていましたが、経営再建をあきらめて債務整理をすでに行っていたようですね。牛丼屋など外食産業やスーパーなどは現金商売ですので、製造業などと比較すると資金繰りは楽であることが言われています。

大手企業と競合した場合を考えると、製造業で高い技術力を持つ中小企業はありますが、外食産業は中小企業が大手企業に対して優位に立つことは難しいですね。

牛丼太郎の閉店と深澤が倒産した理由を見ると、飲食店は特別な技術が求められない場合が多いので、全国展開の大手企業と価格競争になると、業績回復は困難であることが分かりますね。
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Wednesday, September 18, 2013

セガ買収とインデックス倒産

セガがインデックス倒産後の買収を発表しており、アトラスの手がけた有名タイトルは存続しそうですね。セガの買収発表を見ると、パチンコやパチスロにも展開する可能性があります。


(1)インデックス粉飾決算で倒産

インデックスは粉飾決算の発覚で上場維持が困難となり、民事再生を申請して倒産しました。インデックスのように財務が悪く粉飾決算を行っていた企業は、単独では企業の存続が困難になります。

インデックスは民事再生を申請して、スポンサーの支援により企業再生を目指していました。インデックスの入札に、複数社がスポンサーとして名乗りをあげていることが報道されていましたが、入札の結果がでたようですね。

(2)セガのインデックス買収日程

  1. 2013年9月18日 事業譲渡契約書締結
  2. 2013年11月1日 事業譲受期日(予定)
セガが2013年9月18日のプレスリリースで、インデックスの買収日程について発表していますが、事業譲渡契約書の締結が行われているようですね。セガのインデックス買収金額は140億円と報道されていますが、負債総額について見てみましょう。

インデックス倒産の理由で、負債総額は245億円であることが報じられているので参考になると思います。インデックスは倒産後に、売掛金や支払手形などの売上債権の回収があれば、負債総額は245億円から減少することになります。

(3)セガのインデックス買収理由とIPの意味

  1. 安定した販売が期待できる家庭用ゲームソフトの優良IPを取得できる
  2. セガならびに株式会社セガネットワークスが展開するPCオンラインゲーム事業、スマートデバイス向けコンテンツ事業に当該主力IPを活用し、さらなる収益拡大が期待できる
  3. 遊技機事業、アミューズメント機器事業、アミューズメント施設事業へ当該優良IPを展開することによりIP価値の最大化を図ることが可能となる
セガはインデックスの買収により優良IPを取得できることを強調していますが、知的財産所有権(Intellectual Property)のことを指していると推測しています。セガが上場企業であることを考えると、株主など利害関係者は注目していますので、略称を用いずに日本語で行ったほうがよいのではないでしょうか。

セガは買収理由として、インデックスのアトラスブランドについて言及しており、女神転生シリーズ、ペルソナシリーズ、世界樹の迷宮シリーズなどを優良IPの一例として言及しています。セガのプレスリリースを見ると、買収後にパチンコやパチスロなどの遊技機事業にもゲーム関連の機種を展開する可能性がありますね。

パチンコ借金地獄で破産理由で考えましたが、パチンコ業界は機種メーカーへの支払い負担が増加しており、市場規模が縮小傾向にありますね。セガはインデックスを買収することで、パチンコ台やゲーム機の競争力向上を目的としている可能性が高いです。

(4)インデックス債権者への支払い

  1. 優先債権の支払い 税金や従業員の給与など
  2. 一般債権の支払い 売上債権など
  3. セガはインデックスの負債を承継しない
セガ買収金額140億円に対して、インデックス負債総額を245億円と仮定すると単純に計算すれば、配当は50%以上でることになりますね。債権者配当の支払いは、上記のように優先債権を支払った後に一般債権が支払われますので、税金の滞納や未払い給料が多ければ一般債権の配当率は低下します。

インデックスのメインバンクは、日本興業銀行の倒産後に整理回収機構にかわっています。整理回収機構は税金で運営されていますので、国民の税金が失われることになれば、インデックス経営陣の責任追及を行うのか注目ですね。

ピエリ守山 閉店倒産と再生を見ると、債権回収の極大化を目指してスポンサーが決まるまで保有施設の継続運営を決めています。インデックスのように倒産後、すぐに買収が決まらなければ当面、運営継続を行う会社も多いですね。

(5)インデックス株価下落の影響は別

インデックス株価暴落 粉飾決算の損害賠償が数百億円か検討しましたが、インデックスの粉飾決算により投資家の中には大きな株価変動の影響を受けた方がいるのではないでしょうか。インデックスの大株主を見ると、整理回収機構の名前がありますので評価損がでている可能性も高いです。

セガの買収金額を見ると、インデックスの債権者に対して債権者配当が行われる可能性があるように思えます。インデックスの株主が、旧経営陣に対して株価下落による株主代表訴訟をおこす可能性があると思いますが、セガ買収後のインデックスやアトラスの展開に注目ですね。Any source

Sunday, September 15, 2013

武富士 倒産と過払い金訴訟

武富士は倒産しましたので、過払い金の大部分が債権カットの対象となっています。武富士創業者の武井家は数千億円から1兆円の資産があると言われていますので、集団訴訟が発生しているようですね。


(1)不良債権の回収と自己破産

債権者にとって、債務者が倒産すると不動産や貯金などの残った資産から回収することになります。債権者は相手が破産した場合、ほとんど回収できないため大部分は不良債権となり、無税で償却したり損金として計上することになります。

消費者金融は過払い金訴訟を多数抱えていましたが、武富士のように倒産した場合、本来取り戻すことのできた過払い金は債権回収できませんので不良債権と言えると思います。会社が倒産したり自己破産した場合、借金は免責されますが、武富士創業者の武井一族を相手取って裁判が継続しています。

(2)武富士倒産の理由

  1. 1966年1月 武井保雄が富士商事を創業
  2. 1998年12月 東京証券取引所に上場
  3. 2010年9月28日 会社更生法を申請
  4. 2011年 韓国の消費者金融アプロ(A&Pファイナンシャル社)が買収予定
  5. 2012年3月1日 日本保証(Jトラスト)が会社分割後に買収
  6. 2012年3月1日 旧法人はTFKとなり債務返済の継続
  7. 消費者金融業界のトップ
  8. 武井家は消費者金融により日本有数の資産家になる
  9. 過払い金請求訴訟の増加と資金繰り悪化により倒産
武富士は武井保雄が、一代で築いた消費者金融の大手であり武富士CMが話題になり、知名度向上を生かして消費者金融のトップになります。日本はバブル崩壊後、企業の倒産やリストラにより家計が悪化しており、消費者金融から資金を借りる家庭が増加しています。

武井一族は、消費者金融の武富士で莫大な資産を築きましたので、武井一族が持つ資産は数千億円から1兆円近くあると言われています。
  • 利息制限法100万円以上の利息 年利15%
  • グレーゾーン金利 利息制限法と出資法の間の金利
  • 出資法の刑事罰 年利29.2%
消費者金融は、利息制限法を超えるものの出資法の範囲内で、貸付利息をとっておりグレーゾーン金利と言われてきました。弁護士や司法書士が、大手消費者金融を相手とした過払い金返還訴訟を相次いで行っており、利息を付与して返還すべきという判決もあるようですね。

(3)武富士破綻で過払い金の債権カット

  1. 優先債権 税金や従業員の給料などが倒産すると優先的に支払われる
  2. 一般債権 優先債権を支払った後の資産で支払われることで、倒産すると債権カットが多い
  3. 過払い金は一般債権であるため債権カットの対象
企業が倒産すると、給料などの優先債権の支払い後に一般債権が支払われることになります。会社更生や民事再生のときに、弁済率という表現で、一般債権のうち返済される割合をあらわします。

弁済率が5%であれば、95%の債権は債権放棄ということになります。武富士のような消費者金融は、グレーゾーン金利の過払い金で急激に負債が増加しており、債権の金額が大幅に増加したことで、90%を超える債権カットが行われる消費者金融があるようですね。

アイフル倒産と審査を見ると、独立系の消費者金融は資金繰りが厳しくなっているようですね。武富士は倒産後にJトラストが買収していますが、アイフルを買収する可能性が示唆されており、外資系債権者の動向とともに注目ですね。

(4)武富士の過払い金請求訴訟

武富士、倒産と過払い金2回目について、2013年9月14日の週プレNEWSが、本人尋問でついに登場! 「武富士」創業家次男、武井健晃氏の狼狽ぶりを報じているので見てみましょう。
  1. 武富士の経営破綻
  2. 武富士の債権カットで過払い金返還額が大幅に減額
  3. 武富士の違法経営で倒産まで、武井家が不正に個人資産に転換したとして集団訴訟
武井保雄氏の長男であり、武富士元専務の武井俊樹氏の1300億円を超える脱税と追徴課税取り消しを覚えている方は多いのではないでしょうか。国税の追徴課税が取り消されたということは、多額の利息が税金から支払われることになりますので、国税当局の大失敗として覚えている方もいると思います。

SFCG倒産破産と過払い金について、過払い金は会社の負債として考えることができます。会社が倒産した後に、管財人が会社の資産売却や資産隠しについて調査を行いますが、倒産後の配当金額が増加すれば過払い金の返還割合を増やせる可能性がありますね。

武井保雄氏について、後藤忠政氏が著書の『憚りながら』のp184から触れていますので、その筋の人達と武富士上場の際に繋がりがあったことが分かりますね。武井一族に対する集団訴訟は、武富士の過払い金の支払いを求めて、武井一族に対して個人資産から支払いを求めた訴訟であると言えそうですね。武井一族の責任追及について、武富士の管財人がグループ企業や資産管理会社の資金を徹底追及したのか少し気になりますね。

(5)武富士と武井一族への集団訴訟

  1. 武井一族の違法経営で同社の財務が悪化
  2. 武井一族が倒産までに会社利益を不正に個人資産へと転換
  3. 武富士の過払い金返還額の不足分は武井一族が支払うべき
  4. 2013年8月30日 武井健晃 元武富士副社長 東京地裁で本人尋問
  5. 2013年8月30日 東京地裁開廷の5時間以上前から傍聴券希望者が列
  6. 2013年8月30日 武井健晃氏の本人尋問 98枚の券に対し140人超の希望者
  7. 2013年11月8日 最終弁論
武井一族への集団訴訟は、武富士を違法経営したことで武富士の財務が悪化したという主張のようですね。武富士の債権者だけでなく株主からしても、グレーゾーン金利は違法状態ですので、違法行為発覚の株価下落で損害を蒙ったという主張もありそうですね。

武富士は会社更生の申請で、武井一族は保有している持ち株の価値低下以外に直接の財産の支払いは免れていますので、多額の資産の行方が焦点になっています。武富士創業者である、武井保雄氏の次男である武井健晃氏の法廷での様子について見てみましょう。

(6)武井健晃の武富士時代の様子

  1. 武井健晃 武富士倒産後、初めて公の場に姿を現す
  2. 原告側弁護団 武富士元支店長による残業代未払い訴訟の証拠の録音テープ
  3. 原告側弁護団 武井健晃氏と武富士支店長がやりとりした録音テープで流す
  4. 原告側弁護団の録音テープ 武井健晃氏が全然足りねえじゃんと繰り返し怒号
  5. 原告側弁護団 武井健晃氏に本人の発言か問うが、本人は記憶にないと答える
  6. 武富士の業績悪化時の株主への高配当に疑問はなかったか
  7. 武井健晃 たとえ会社が倒産しても、配当するメリットがあった
武井健晃氏の武富士副社長時代の様子が法廷で流れたようですが、消費者金融の経営者一族として、武富士の支店長を追い込んでいた様子が分かりますね。武井健晃氏に対して元支店長が訴訟していたことは、当時も報道されており、そのときの録音テープのようですね。

武富士判決2013年10月30日訴訟敗訴の理由でまとめていますが、グレーゾーン金利と法人税に関する法律で訴訟が行われていたようですね。武富士は消費者金融大手でしたので、倒産した後も、過払い金訴訟だけでなく様々な訴訟が継続していることが分かります。

(7)武富士の倒産と消費者金融業界の動向

  • 株主への配当 現金流出で残余財産が減少する
  • 倒産後の債権者への配当 残余財産からの配当
武富士は倒産直前に株主に高配当を行っていたようですが、銀行グループに武富士は属しておらず、資金繰りが不安視されるなかで配当を継続したのであれば倒産をはやめた可能性が高いです。

株主に対して配当金を支払えば、会社の自己資本と現金が減少します。武富士が、多額の過払い金返還を抱える中で配当を行えば、手元資金の減少で倒産が早まることになります。武富士の大株主には武井一族の名前がありますが、資産管理会社を含めた資金流が少し気になりますね。

ローン総量規制対象外と破綻は、消費者金融業界に大きな影響を与えており、武富士が倒産するきっかけとなっています。ローン総量規制対象外の融資として、おまとめローンなど借主に有利になるものもあるうえに、審査のゆるいカードローン比較通過と破綻を見ると、短期融資ならば融資金利を免除するサービスも行っているようです。武富士が倒産した頃と比べると、消費者金融からの借入返済や新規借入は状況が変化しているようですね。
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