(1)為替デリバティブの失敗で倒産
企業が海外子会社の現地法人や商品の輸入取引を行うときに、ドル建の取引を行うことは多いですね。日本は変動相場制で為替レートが変動しますので、為替変動リスクを減らすために、為替デリバティブ契約を締結することがあります。- 輸入取引 為替レート円安ドル高のリスクがある
- 輸出取引 為替レート円高ドル安のリスクがある
ドル建ての取引の場合、輸入取引と輸出取引で上記のようなリスクがあります。為替リスクを軽減する方法として為替予約もありますが、長期の為替リスクヘッジを目的として為替デリバティブ契約を締結する企業も多いでね。
為替デリバティブ契約は、個別企業ごとのオーダーメイドで金融機関と契約することになります。金融機関は多額の手数料を得ますが、取引先は契約内容を見極めなければ為替相場の変動で倒産に直結する損失を計上することも多いですね。
企業の売上高が拡大するのは重要ですが売上高が急激に増加すると、取引先との販売条件に変更がなければ、売上高が急速に悪化するときがあります。
レモールは企業買収を繰り返していますが、銀行融資を買収資金とすれば、買収資金と運転資金の増加で銀行などからの借金が急速に増加するリスクもあります。レモールが買収先の負債を引き継いだのか不明ですが、企業買収を繰り返す中で財務リスクが急速に拡大した可能性がありますね。
フーセンウサギ倒産と破産に至るまでに、創業家が株式を売却してファンドが企業再生を行っていることが分かります。フーセンウサギの倒産を見ると、オーナー一族による経営が悪いと言うよりも、アパレル業界の中で業績好調で拡大している企業がある一方で、老舗でも倒産が増加しつつあると言えそうですね。
レモールは、上海支社や中国工場の寧波来茂尓制衣有限公司があり、中国で生産を行っていますので為替の輸入デリバティブでリスクヘッジを行っていたようですね。レモールは為替レートの円高ドル安局面で多額の損失が発生しており、契約期間が長かったり特定の価格になると取引金が増えるなどリスクの高い契約を締結していた可能性があります。
レモールは業績の悪化により多額の債務超過となっており、倒産寸前であったことが分かります。レモールは2013年8月にアンファミエを新設会社としてに設立しましたが、ベルーナに61億円で売却しましたが、9月末の決済難が民事再生を申請する要因となったようですね。
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為替デリバティブ契約は、個別企業ごとのオーダーメイドで金融機関と契約することになります。金融機関は多額の手数料を得ますが、取引先は契約内容を見極めなければ為替相場の変動で倒産に直結する損失を計上することも多いですね。
(2)レモールはナース用品で全国シェア70%
レモール倒産と民事再生について、2013年9月24日の帝国データバンクが、通信販売のレモールが負債154億円で民事再生を報じているので見てみましょう。- 1991年3月設立
- 1996年4月 パンスト・ナースシューズ等の通信販売を目的
- 看護用品、マタニティー用品、ベビー用品の通信販売が中心
- ベビー衣料の小売も行う
- 通信販売業者だけでなく販売業者の買収を繰り返す
- ナース用品で全国シェアの約70%
企業の売上高が拡大するのは重要ですが売上高が急激に増加すると、取引先との販売条件に変更がなければ、売上高が急速に悪化するときがあります。
(3)レモール売上高推移
- 1998年売上高 約38.5億円
- 1999年売上高 約43.7億円
- 2000年売上高 約56.0億円
- 2001年売上高 約80.8億円
- 2002年売上高 約106.9億円
- 2003年売上高 約140.3億円
- 2004年売上高 約165.0億円
- 2005年売上高 約192.0億円
- 2006年売上高 約211.0億円
- 2007年売上高 約225.0億円
- 2010年度 2011年3月期売上高 約256億6000万円 当期損失 約5億5200万円
- 2011年度 2012年3月期売上高 約219億3300万円 当期損失 約27億6000万円
- 2012年度 2013年3月期売上高 約200億1000万円 当期損失 約26億5000万円
- 2012年度 2013年3月期 53億円の債務超過
レモールは企業買収を繰り返していますが、銀行融資を買収資金とすれば、買収資金と運転資金の増加で銀行などからの借金が急速に増加するリスクもあります。レモールが買収先の負債を引き継いだのか不明ですが、企業買収を繰り返す中で財務リスクが急速に拡大した可能性がありますね。
フーセンウサギ倒産と破産に至るまでに、創業家が株式を売却してファンドが企業再生を行っていることが分かります。フーセンウサギの倒産を見ると、オーナー一族による経営が悪いと言うよりも、アパレル業界の中で業績好調で拡大している企業がある一方で、老舗でも倒産が増加しつつあると言えそうですね。
(4)レモールの粉飾決算とデリバティブ損失
- 在庫と借入金残高の計上不備
- 円高ドル安で輸入デリバティブ取引で多額の損失発生
- 3期連続赤字で債務超過に転落
- リスケにによる返済の延長や中小企業円滑化法の活用
レモールは、上海支社や中国工場の寧波来茂尓制衣有限公司があり、中国で生産を行っていますので為替の輸入デリバティブでリスクヘッジを行っていたようですね。レモールは為替レートの円高ドル安局面で多額の損失が発生しており、契約期間が長かったり特定の価格になると取引金が増えるなどリスクの高い契約を締結していた可能性があります。
レモールは業績の悪化により多額の債務超過となっており、倒産寸前であったことが分かります。レモールは2013年8月にアンファミエを新設会社としてに設立しましたが、ベルーナに61億円で売却しましたが、9月末の決済難が民事再生を申請する要因となったようですね。

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