▲東京電力(株)福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ進捗状況(概要版) 2012年9月24日
放射性物質漏洩量
放出量についても、わざわざ表記を変えています
少し単位表記を変えるだけでも、かなり印象がかわります。
グラフの見せ方について 数値を少なく見せる
これはよくある技法です。
グラフの一番左端の7月のデータが突出して大きいのが分かると思います。
データは2011年7月~2012年9月なので、1年間で比較するなら特段用いる必要はありません。
1年間分として、10月~9月までのデータで、簡単に比較します。
データは2011年7月~2012年9月なので、1年間で比較するなら特段用いる必要はありません。
1年間分として、10月~9月までのデータで、簡単に比較します。
※数字は、上記グラフから目分量で抽出。(各月放出量のソースを見つけれませんでした)
※10月… 1億ベクレル 11月~1月… 0.5億ベクレル 2月~9月…0.1億ベクレル
東電発表のグラフのイメージとかなり、変わると思います。
このやり方は、グラフを見せる技法の一つで、よく使われるやり方です。
事実上、放出量の単位は、(億ベクレル/時→1000万ベクレル/時)にしました。
(1)0から離れており、未だに漏洩が続いている事がはっきりと分かると思います。
(2)7月のデータを除けると、減少量の幅が小さくなっており、最近変化がないことがはっきりとわかります。
単位表記の変更 時・日・月
○約0.1億ベクレル/時 → 2.4億ベクレル/日 → 72億ベクレル/月○約1000万ベクレル/時 → 2億4000万ベクレル/日 → 72億ベクレル/月
○約10,000,000ベクレル/時 → 240,000,000ベクレル/日
→ 7,200,000,000ベクレル/月
一番左上の、約0.1億ベクレル/時という単位を用いています。
他の数値を採用するだけでも、かなり印象が変わるのが、分かると思います。
放出量の定義について 汚染水の漏洩を見ると
上記は、単位の表記方法についてです。続いて、放出量について見てましょう。
つまり、建物上部のデータで、漏れている量を推測しているわけです。
当然ですが、突発的に漏れ出す、汚染水の量は別です。
▲東電福一4号機で汚染水漏れ セシウム3234億ベクレル 2012/08/14
3234億ベクレルという量ですが、どれ位になるのかと言うと。
大気中に漏れ出ている推測が、72億ベクレル/月ですので、この1回の事故で約45ヵ月分漏洩していることが分かります。
単位が大きいと分かり難いですが、単位を少し変えるとそのイメージが分かると思います。
簡単な3つの手法ですが、政府発表などでもよく使われますので、注意深く見てみて下さい。HomeAny source
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