トラベル世界 倒産の理由

トラベル世界、倒産の理由を見ると旅行業界の競争激化と、災害や為替レートの変動などの影響を受けているようですね。中小旅行会社は、インターネットによる旅行予約の浸透により、対応が遅れている会社は倒産が増える可能性がありますね。

(1)旅行会社やホテル倒産

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旅行会社は、為替レートや経済情勢によって業績が大きく変動します。大手の旅行会社や大手IT企業が、インターネットを通じて旅行獲得に力を入れていますが、乗り遅れた中小旅行代理店は経営が厳しくなっているようですね。

観光地の旅館やホテルは、観光客の集客を続けられなければ、初期投資の借入と維持費の金額が大きいため倒産することになります。旅行や観光関連の企業は、継続的に集客することが必要であり、難しい業界であると言えそうですね。

(2)トラベル世界が破産申請の準備

トラベル世界倒産の理由について、2013年7月1日の時事通信が、トラベル世界、破産申請へ＝熟年向け旅行会社を報じているので見てみましょう。

中小旅行会社のトラベル世界（本社東京、資本金5000万円、今真純社長）が破産申請の準備に入ったことが1日、明らかになった。

トラベル世界が破産申請の準備をしており、倒産のようですね。トラベル世界は規模の小さい旅行会社ですので、全国ニュースになる倒産である理由が気になりましたが、特徴的なパック旅行を販売していたようですね。

(3)トラベル世界は小口の債権者が多い

担当弁護士事務所によると、6月28日に営業を停止しており、7月末にも東京地裁に申請する。負債総額は3億円程度。顧客を含めた債権者は400～500人。

トラベル世界は負債総額が少ないですが、債権者の中に顧客が含まれており、債権者の人数がかなり多くなっています。トラベル世界が企画したパック旅行に応募した顧客が含まれている可能性がありますが、旅行会社が倒産した場合、パック旅行がどうなるのか気になる方は多いと思います。

トラベル世界は、民事再生法を申請してスポンサーを探すのではなく、破産申請ですので事業承継は行われない可能性が高いと言えそうですね。

(4)アフリカの秘境や世界遺産などのパック旅行を企画

東京商工リサーチによると、トラベル世界は1975年設立。熟年世代を対象にアフリカの秘境や海外の世界遺産などのユニークなパック旅行を企画。 2000年9月期に約50億円の売上高を計上し、「小規模だが業界でも知られる存在」（旅行会社関係者）に成長した。

トラベル世界は、アフリカの秘境や世界遺産などのパック旅行を企画して、特徴的な旅行商品の販売で有名だったようですね。

(5)海外旅行の競争激化

しかし、東日本大震災後の旅行自粛のほか、競争激化もあり、12年9月期の売上高は11億7000万円に減少。赤字も続いていたという。　

トラベル世界は、売上高が激減していますが、インターネットで旅行予約が簡単にできるようになっているため、苦戦を強いられた可能性があります。

• 2000年9月期 売上高約50億円
• 2012年9月期 売上高11億7000万円 赤字の継続

トラベル世界は海外旅行の競争激化により、売上高が4分の1以下に激減しています。韓国旅行危険で激減と倒産を見ると、海外情勢によっても旅行会社の業績は大きく変わるため、利用者にとっては企業規模と倒産のリスクに注意する必要がありますね。Any source