Sunday, July 14, 2013

Shirley Temple倒産の理由

Shirley Temple販売のツイニーエンドーが倒産しましたが、資金繰りが困難でした。Shirley Templeは子供服の人気ブランドですが、アパレル業界は競争が激しいことが分かりますね。

(1)アパレル業界と倒産

アパレル業界で有名な会社が倒産していますが、アパレル業界の経営が難しいことが分かります。アパレル業界は、人気商品の移り変わりが激しいうえに、季節性の要因によって変化が激しいことが特徴です。
  • 製品在庫や店舗保有、賃貸のために資金が必要
  • 春夏秋冬の季節要因があるため、在庫リスクがある
  • ユニクロなど大手SPAとの競争激化
アパレル業界の経営が激しくなっているのは、日本最大のアパレル企業であるユニクロなどの規模拡大により、製品価格が大きく低下したことも理由の一つです。ユニクロは銀座など好立地への出店加速と好業績を両立していますが、競合企業の業績が厳しくなっている一因となっています。

(2)ツイニーエンドー自己破産で倒産

Shirley Temple倒産の理由について、2013年7月12日の帝国データバンクが、子供服ブランド「Shirley Temple(シャーリー・テンプル)」展開企業が倒産したことを報じているので見てみましょう。
(株)ツイニーエンドー(旧・(株)シャーリー・テンプル、TDB企業コード987044781、資本金1600万円、東京都港区元赤坂1-7-10、代表中嶋和弘氏)は、7月11日に事業を停止し、事後処理を晝間光雄弁護士(東京都港区西新橋1-20-3、電話03-3580-3366)に一任し、自己破産申請の準備に入った。
Shirley Templeが倒産していますが、自己破産申請を行うようですので、スポンサーが見つかる見込みがなかったようですね。企業が倒産するときに、経営状況が比較的よかったり優良なブランドや技術を保有していれば、スポンサーを見つけて民事再生を申請します。

(3)子供服ブランドが大手百貨店などで販売

当社は、1974年(昭和49年)5月創業、77年(昭和52年)2月に法人改組。子供服・婦人服のほか、小物やアクセサリーなどの企画、製造、販売を手がけていた。なかでも主力の子供服ブランド「Shirley Temple(シャーリー・テンプル)」は、大手百貨店などで販売され、人気ブランドの地位を確立。2003年1月期には年売上高約29億5100万円を計上していた。
Shirley Templeは、大手百貨店の人気ブランドとなったことで売上高が増加したようですね。Shirley Templeは子供服ですので、少子化の影響をどの程度受けたのか気になりますね。

フーセンウサギ倒産と破産を見ると、子供服を販売する老舗企業でしたが、破産により倒産していることが分かります。フーセンウサギのように、販売を他社に依存する企業の資金繰りについて考えましたが、ユニクロなどのSPAと比較して現金回収が遅くなるので、資金繰りは悪化しやすいと言えそうですね。

(4)不動産売却とリストラ

最盛期には50店舗以上を有していたものの、近年は不採算店を中心に店舗を閉鎖。2007年には自社ビルや社宅を売却し、その資金を取引先への返済に充当するなど厳しい資金繰りを余儀なくされていた。
企業は業績が悪化するとリストラを行いますが、店舗の閉鎖や不動産の売却が行われます。Shirley Templeは、保有資産を売却で得た資金を取引先への返済に充当したということは、金融機関の他にも取引先から借入があった可能性がありますね。

企業の資金繰りを考えると、通常、銀行借入により資金調達を行いますので、取引先から借入を行っていたとすれば資金繰りが厳しかったことが分かります。

(5)資金繰り困難と決済難

こうしたなか、2013年1月に、決済難となったことが発覚。その後も立て直しに努めていたものの業況改善には至らず、今後の見通しも立たないことから、事業継続を断念した。負債は債権者約135名に対し約8億7200万円。
企業が手形を発行している場合、手形の不渡りが二回あれば倒産することになります。Shirley Templeは2013年1月に決済難であったことが報じられていますが、手形の不渡りがあったのか気になりますね。
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