Wednesday, August 21, 2013

ZKR民事再生 倒産詐欺と債権者説明会

ZKRが民事再生で倒産しましたが、債権者説明会で詐欺ではないかと質問される場面もあったようですね。ZKRの手元資金は僅かであり、不動産購入者は生活破綻の可能性が示唆されています。


(1)マネーの虎の倒産と不動産販売

マネーの虎と呼ばれる番組で、社会的な成功者として社長達が出演して、起業や事業拡大を考える人達への出資を判断する番組が話題になりました。マネーの虎が話題になったのは、一代で事業を築き上げた人が、どういった考え方をしているのか演出を含めて話題になりました。

ZKRは不動産の販売事業を行っていたようですが、不動産販売は金額が大きいため急激に事業拡大する会社がある一方で、地価下落や販売不振が始まると急に倒産することがあります。不動産は金額の大きい商売であり、プロジェクトを連続して行っていますので、不動産の販売に失敗すると、資金繰りが逼迫して倒産することがあります。

(2)ZKR債権者集会の概要

ZKR民事再生で倒産と債権者集会について、2013年8月21日の東京商工リサーチが、(株)ZKRほか3社の債権者説明会 [大阪] 不動産開発、分譲を報じているので見てみましょう。
  1. 2013年8月16日 ZKRが民事再生法を申請 グループ負債総額 233億8404万円
  2. 2013年8月21日 大阪市立城東区民ホールで債権者説明会
  3. 上野健一社長や申請代理人の長澤格弁護士、監督委員の北秀昭弁護士が出席
  4. ZKRの債権者約1000人の参加で、立ち見の債権者が多数
  5. ホールの定員数をオーバーにより、急遽2部制に変更
  6. ZKRが最後は質問を打ち切る形で1時間半の債権者説明会は散会
ZKRは民事再生を申請していますが、債権者説明会を見ると多数の債権者が参加しており、利害関係者が多いことが分かります。

ZKR倒産マネーの虎と上野健一社長についてまとめましたが、日本最大規模(全国80ヶ所、7万4683区画)の分譲地の総合管理会社であることを説明していましたので、関係者が多かったのでしょうね。ZKRの倒産後に似たような会社が、営業を継続していると言う話がありますので、今後の動向にも注目ですね。

(3)ZKR民事再生の経緯と詐欺の可能性

  1. ZKR上野社長の謝罪
  2. 川村弁護士が民事再生法の手続とスケジュールの説明
  3. 個人債権者からの多数の怒号が間断なく飛び交うなど説明会は終始混乱
  4. ZKR上野社長が民事再生に至った詳細な経緯は触れず、質疑応答が大半
  5. 破綻懸念の中、一般個人から預託金を集めており詐欺の可能性が指摘される
ZKRは民事再生により倒産しましたが、質疑応答の中で、債務超過の環境下で預託金を集め続けたことを詐欺ではないかと質問する指摘があったようですね。
預託金は、ゴルフ場のゴルフ会員権が有名であると思います。ゴルフ場が、民事再生で倒産した場合、スポンサーが現れると債権カットを行い再建を行います。

半沢直樹のドラマで、倒産した企業から社長の隠し財産を探して債権回収を行ったことが話題となりましたが、民事再生でも資産がないか調べますが、全額回収は無理でしょうね。ZKRのような会社は倒産すると、社長が会社の連帯保証人になっている事例が多いですので、自己破産して資産処分するのではないでしょうか。

(4)ZKR債権者集会の質疑応答内容

  • ZKR債権者 冒頭の謝罪で上野社長は負債額を上回る弁済をしていくというが、事業が破綻している状態で無理な話ではないか?
  • ZKR側 弁済に関しては債権者個々の債権額を上回ることはないと認識している。
  • ZKR側 無担保で所有している広大な不動産をなるべく高く売却し、弁済配当率を高める努力をして
ZKRの上野社長は、負債額を上回る弁済をしていくと発言したことには、驚きましたが、基本的には無理でしょうね。ZKR倒産マネーの虎と上野健一社長で、債務超過金額が拡大していることを説明しましたが、保有している資産も不動産が多いようですね。

ZKRの倒産後に、不動産の高値売却に成功すれば素晴らしいですが、不動産購入価格が安いことや都心の一等地などでなければ、基本的に帳簿価格よりも高値で売却は困難でしょうね。

(5)ZKR破産で水道や道路ストップの可能性

  1. ZKR債権者 .分譲地の居住者、ZKRが破産すると水道などの維持管理はどうなるか
  2. ZKR側 ZKRの不動産維持管理事業は分譲地の水道や道路などの所有権を有しているため、破産になり当社事業がストップすると、管財人によって設備を処分される。
ZKRの倒産で恐ろしいことは、水道や道路の所有権をZKRが保有しているため、管財人に設備が売却されると生活できない可能性があることでしょうね。

ピエリ守山 閉店倒産と再生を見ると、スポンサーの決定まで保有施設の継続運営を決定しています。ZKRは民事再生を選んだ理由に、インフラの維持について言及していますが、スポンサーが現れなければ、ZKRは破産してインフラが破綻するリスクがあると分かります。ZKRの施設運営継続を債権者が認めた場合、ピエリ守山のように倒産後も運営継続することはありますね。

(6)ZKRの手元資金は1億円で債権の返済原資はわずか

  1. ZKR債権者 キャッシュフローや資産状況など基礎資料の具体的な数字の公開
  2. ZKR債権者 社長および取締役に資産隠しがないかどうかの調査
  3. ZKR債権者 ZKRの従業員がシニアメンバーズライフ(株)に移動した理由
  4. ZKR側 手持ち資金は1億円余
  5. ZKR側 今後、所有不動産の売却資金が弁済原資
  6. ZKR側 役員は上野社長1名 個人的な資金流用あれば、個人資産を調査
  7. ZKR側 ZKRと現在資本関係なし 従業員の移動はリストラの一貫として実施
ZKRのグループ負債総額は233億8404万円ですが、手持ち資金は1億円しかないため、以前から、債務超過の中で新規に調達した預託金を運転資金に流用していた可能性が高いです。

ZKR投資詐欺と倒産の仕組みを見ると、会社の財務状態が債務超過の中で2013年6月に不動産購入や、預託金を最高9%の高金利で集めたことで詐欺の可能性に注目ですね。

ZKRは所有不動産の売却資金を返済原資と考えているようですが、水道などのインフラ資産が売却されるリスクで、売却が困難になる可能性もありそうですね。マネーの虎 倒産と出演社長の現在を見ると、倒産している社長が多いですが、新たに何か事業を始めるのか今後に注目ですね。Any source

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