ドコモが販売を継続するのかどうかも、管理人は気になっています。
▲アップルVS.サムスン、証拠や証言の山に陪審員も苦労2012年 8月 24日 16:01 JST
携帯電話の特許侵害の審査
既に報道されており、ご存知かと思いますがアップルが勝訴しました。
特許違反については、判決前にWSJの記事に掲載されている画像が分かりやすいと思います。
侵害した特許の種類
特許については、イメージが付きやすいと思いますので、上記の図表をご参照。
ポイントは、アップルの全面勝訴、サムスンが完全に敗北した点ですね。
特許侵害が悪質と指摘 損害賠償額が膨らむ可能性も
損害賠償額が3倍に膨らむ可能性と、販売差し止め申請計画が注目されます。
さて、意図的に侵害と認定したという理由ですが、アップルの提示した証拠が非常に興味深いです。どうやって、そんなものを調べたのだと、驚きました。
APPLEの提示した証拠 SAMSUNGの内部資料
管理人が特に驚いたのが、下記の一言。
サムスンがアイフォーンを意図的に模倣したという証拠を、サムスンの内部戦略資料に頼っている。○2010年3月2日付けの132ページに及ぶサムスンの内部資料「S1とiPhoneの比較評価報告」
○2010年の電子メールには、サムスンの携帯部門責任者が会議の席でいかにサムスンのスマホがアイフォーンに劣っているかを嘆き、「天と地との差だ。デザインの危機だ」と言った
詳細なライバル企業の内部資料や、携帯部門責任者の電子メールをどうやって入手したのかが非常にきになります(笑)。産業スパイ、退職者からのリーク(有償・無償?)でしょうか?陪審員が意図的な模倣であると認定していますので、アップルの提示した内部資料と電子メールは本物であるという事ですね。
ソニー シャープ 東芝など日本企業が重要か
▲アップル製品に日本部品 供給者初公表[2012年1月14日10時19分]
米アップルは13日、部品調達や生産委託にかかわる世界の主な156社の企業名を初めて公表した。日本のソニーやシャープ、東芝、パナソニックのほか、韓国のサムスン電子、LGグループ、米インテルなどが並んだ。記事では、アップルはサムスンから調達しており、緊密な関係であると指摘しています。それと同時に、サムスンが自社製品を用いる事(内製化)で、部品の販売数量が増加、規模の経済と利益の増加を同時に達成しているのでしょう。
今回を含めて一連の特許訴訟は、サムスンが供給している部品を、日本企業が競合するチャンスでもあると言い換えることができます。管理人、特にシャープに頑張って欲しいと思っています。
▲シャープ ツイッターつぶやきと業績悪化の理由 フォロワー4倍に激増2012/08/06
今回は、携帯電話市場で世界最注目の裁判ですが、日本企業がでてこない事に寂しさを感じます。日本企業はこの市場で、下請けとして生き残っていくしか道はもうないのでしょうか。
追記)
アップルは、携帯電話事業とPC事業に加えて、アップルTVをシャープとホンハイが共同開発している可能性が示唆されています。アップルがテレビ事業に展開するとすれば、テレビ事業でもサムスンと競合する可能性が考えられます。アップルがテレビ事業で、どういった革新的な製品を販売、するのか注目かもしれない。HomeAny source
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