Thursday, March 28, 2013

日本調剤 脱税の仕組み

日本調剤、脱税の仕組みを見ると、親会社と子会社のどちらが経費を計上するのかが問題であることが分かります。日本調剤は上場企業ですので、顧問税理士のお墨付きがあると思いますが、思わぬ形で費用が増加することに、疑念を抱く投資家は多いのではないでしょうか。

(1)子会社取引の脱税

子会社取引で脱税の指摘を受けている事例がありますが、経理担当者の責任というよりも、税理士がどういった判断を下していたのか気になるところですね。

日本調剤、脱税の仕組みを見ると費用の見解の相違の可能性がありますが、顧問税理士に確認をとっているはずですので、気になるところです。

日本調剤は上場企業ですが、上場企業の場合、思わぬ形で株価に悪影響を及ぼす事を懸念する投資家の方がいるのではないでしょうか。

(2)子会社への研究開発費

日本調剤、脱税の仕組みについて、2013年3月28日の時事通信が日本調剤、21億円申告漏れ=ジェネリック子会社支援で―東京国税局と報じているので見てみましょう。
全国に調剤薬局を展開している東証1部上場の日本調剤(東京都千代田区)が、後発医薬品(ジェネリック医薬品)製造のため設立した子会社に支払った研究開発費などをめぐり、東京国税局から2012年3月期までの4年間に約21億円の申告漏れを指摘されたことが28日、分かった。
  • 日本調剤 東証一部上場
  • 日本調剤が子会社との取引で、脱税
  • 後発医薬品(ジェネリック医薬品)製造のための子会社との取引
  • 日本調剤と子会社との取引で脱税
  • 寄付金と認定
日本調剤、脱税の仕組みを見ると、子会社に支払った研究開発費などが寄付金と認定されたため追徴課税を支払う必要がでたようですね。

(3)子会社との取引による脱税と追徴課税を支払う理由

  • 親会社が黒字 子会社の費用を負担することで黒字額が減少、納税額が減少
  • 子会社が赤字 費用が増加しても納税額は減少せず
日本調剤が黒字で、子会社が赤字と仮定して、研究開発をどちらが費用を負担するのか考えてみましょう。日本調剤が費用を支払えば利益は減少することで、支払う税金が減少します。

日本調剤の子会社が赤字であり費用を負担すれば、数年間黒字を計上していれば還付金によるメリットを受けることができますが、利益がでていなければ、支払う税金は変わりません

(4)追徴課税7億円と重加算税

うち数千万円は仮装隠蔽(いんぺい)を伴う所得隠しと認定され、追徴税額は重加算税などを含め約7億円。
日本調剤と子会社の決算を考えると、日本調剤が子会社の費用を負担して税金を減らすメリットが生まれますが、合計で21億円の申告漏れを指摘されていますね。

日本調剤はの追徴課税を見ると、国税局から重加算税を課されていますので、悪質な脱税であると判断されています

(5)脱税を認める

日本調剤は修正申告に応じたという。
日本調剤は脱税の指摘に対して、修正申告に応じており、脱税であると認めています。日本調剤、脱税の仕組みを見ると、親会社と子会社の取引が脱税であると指摘されており、多額の追徴課税を支払うことに繋がっています。Any source

No comments:

Post a Comment